シーズン終わりの木星と、高度が上がってきた金星の雲を狙うつもりでC-11とミューロン180を順応させて準備をしました。

美しい夕陽でした。その後すぐに金星は見えていましたが、ミューロンを向けて向けてもどこでピントが合っているのかわからないほどメラメラとしています。
C-11を木星に向けても同様に極悪非道の気流でこちらもピントが合わせられないほど揺らめいています。
その後も気流が改善することなく、どんどん高度が下がっていき、諦めました。
東の空には満月が昇ってきていました。

今月2回目の満月で「ブルームーン」しかも遠地点を通過する小さな満月のようで、「ブルーマイクロムーン」なんだとか。
しかし夏至が近い頃の満月は高度が低い! ステラナビゲーターで見てみると南中時でも27度弱です。

22時頃から南の空の満月を眺めてみます。
改めて外に出て月を眺めると、本当に低い位置でびっくりです。双眼鏡を向けるとすぐ近くにアンタレスが見えていてその低さがわかります。
ほんのり光房さんが北極側の影が明瞭とのことでしたので、「月面フォトアトラス」を頼りに月の北極点を確認します。

ピアリークレーターの壁のすぐ外側に北極点があるようです。
もう少し奥まで見えるときにもう一度確認してみたくなりますね。そして南極点も!
せっかく望遠鏡を出したし、せっかくの満月だし、満月の周りをぐるっと1周してみましょう!
北極点から反時計回りにスタートします。
機材はセレストロンC-11にZWO ASI174MMにProPlanet742フィルターを付けています。
それぞれ3000フレームから40%をスタックしています。

アルプス谷・プラトーから虹の入江が出てきました。

アリスタルコスが白く飛んじゃってます!

コペルニクスとケプラーが目立ちます。

嵐の大洋からガッサンディです。 中央上の方に赤ちゃんの顔のような~。

縁の方にある大きなクレーターはシッカルトですね。

満月の時に一番目立っているのはこのクレーターティコです!

右の縁に南の海が見えています

写真中央付近の光条を放つ2つのクレーターは左がステヴィヌスA、右がフルネリウスAという新しいクレーターです。

豊の海の中に彗星のように尾を引いたように見えるクレーターはメシエAです。右の方の大きなクレーターはラングレヌス。その右上の縁にあるのがスミス海。

危機の海の中のクレーターは大きいのがピカール。 右下の縁に見えるのがネーパー、その上が縁の海。

中央あたりのクレーターがエンディミオン、その右上の大きいのがフンボルト海。
エンディミオンの下にあるヒヨコの顔のように見えるクレーターがアトラスです。
一度ヒヨコに見えるともうヒヨコにしか見えなくなります。
これでぐるっと1周できました。
この12枚をつなげると、満月の周りだけ全部見えていますね。

シーイングが悪くボケボケの月面ですが、ちょっとは楽しめました。
次はもう少しシャキッとした月面と南極を目指します。

最後にC-11にフルサイズ一眼で少しはみ出したので、クローズアップレンズNo.3を入れて黄色い「ブルーマイクロムーン」でした。



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