メキシコ日食遠征機材

天体望遠鏡
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過去に皆既日食3回、金環日食2回経験しましたがしっかり晴れて良く見えたのは2012年の国内の金環日食だけです。2009年上海2010年青島2012年ケアンズ2017年カンザスシティと遠征しましたがどれも第2接食・第3接食が見えない中途半端なものでした。そして皆既日食の3回はタカハシのSpaceBoy赤道儀をもって行きました。

2009年上海
2012年ケアンズ
2017年カンザスシティ

そして今年4月おそらく最後になるであろう皆既日食を見にメキシコへ遠征します。そしてその相棒はSpaceBoyはやめてMark-Xに決定しました。このMark-Xは昨年友人から譲り受けたもので三脚は無伸縮のカーボンで超軽いのが魅力的です。そしてMark-Xは夜のうちに極軸合わせができる前提で極軸体だけを使います。

ここへ望遠鏡2台とカメラ1台を載せるための工作をします。
まずは10㎜厚のアルミ板3枚で「コの字」を作ろうと金属材料の横山テクノさんを見てみると、その手間が省ける「コの字」のアルミ材料が厚さは8㎜ですがピッタリのがありました。

これを85㎜でカットしてもらい、ついでにセンターに42㎜φの穴を明けてもらいました。送料合わせて3500円くらいだったと思います。そして使う材料はこれだけで、アリガタ・アリミゾも軽量化のためアルカスイスを使ってみます。

まずは穴あけ~ねじ切り。

で、こんな形のものができました!

1本ネジが入っていないところは~実はM4のタップでネジを切っている最中にタップが折れてしまい、まぁいっかとそのままにしたところです。特に問題はないかと思います。
さて、これをMark-Xの極軸体に合体するとこうなります。

これに撮影用BORG71FL+EOS80D、動画用ソニーコンデジ、眼視用のMiniBORG45EDⅡを載せてバランスがどうか見てみます。

なかなか良い感じでした、ペットボトルのお茶の中身を砂にすればおそらく完璧です。
ただ、外部コロナ全景は双眼鏡で見るので、ここに搭載されているMiniBORG45EDⅡは3~8㎜のズームアイピースで内部コロナやプロミネンスをクローズアップで見る予定です。とするとどうしても動かさなければいけないので、ここに搭載するのは良くないかもしれません。その場合は微動雲台を装着した三脚が追加になるかもしれませんね。これから3か月いろいろ検証して改良を加えつつ組合わせを考えるとしましょう。

コメント

  1. ほっぴ より:

    遅れ馳せながら、明けましておめでとうございます。

    第2接触後と第3接触前の数秒間だけ観れる、可視光でのサーモンピンクな彩層は素晴らしく美しいです。
    私の分まで楽しんで来て下さい〜(涙)

    ホムセンなどで売ってるタップ油を使うと、ビックリするくらいスルスルと切れますよ。

    • Taizo より:

      おめでとうございます! 本年もよろしくお願いいたします。
      楽しめたらよいのですが~どうなることやら。

      以前は機械油を使っていましたが、久しぶりですっかり忘れて噛んでしまいました。
      ちょっと良いスパイラルタップだったんですが。

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