大切な機材を運ぶ台車

その他
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引越しをするまでは機材部屋からドアを開ければそこは屋根付きの車庫で、車のバックドアを開ければそのまま積み込みができるという何とも贅沢な天国のような環境でした。そして「台車は仕事で重い納品物を運ぶためにある」と思っていました。ところが住処をマンションに移したために車まで機材を運ぶための台車が必要になり、軽くてコンパクトで機能的なものを買い求めました。それがこちら。

ハンドルが短くなり台車部分にはまり込みロックされます。

そしてハンドルを倒すと車輪もたたまれ台車部分に収納され、なんともカッコ良い!!

そして極めつけはこれ!小物入れです。タイダウンやゴムロープ、養生テープくらいは収納できます。

そして積載可能重量は80㎏! まさに「フラット台車ピアット」素晴らしいと一目惚れで買ったわけです。

ところがよもやよもや機材を運ぶのがこれほど大変だとは思ってもいませんでした!
実際にEM100、バランスウエイト3個、バッテリー、テーブルや小物などなどを載せたところエレベーターに乗せエントランスを進むまでは大丈夫でしたが、難関はこの凸凹スロープ。

ハンドル側を進行方向にしてバックで下り、途中で180度向きを変えます。その間に振動で荷崩れ1回とUターンでハンドルがねじれる感じがして、また車輪がうまく回らずなかなか向きが変えられない。
そしてこのスロープを降り切ったところの段差、ここはなんとかクリア。

歩道を少し進んで駐車場へ入る段差。

台車の後端を足で踏んで、同時にハンドルを後ろに倒すようにして前輪を浮かせて段差を越えます。
ところが前に押しながら後輪を持ち上げようとしても前輪がつかえてなかなか進まず、ここでまた荷崩れ。

数メートルで車にたどり着きますが、地面が荒れていて台車が進まず、諦めてここからは手で運びました。
2往復目は鏡筒や三脚など崩れやすいので、スロープを諦めエントランスを出たところから1つずつ手で運びました。3往復目も同様で大汗をかきました。
そして帰ってきたときは手前に車を停めてエントランスに台車を置いてすべて手運びしました(大汗)
マンションにお住いの星屋さんは遠征のたびにこんなことをしているのかと思いつつ、私のSkyWatgherの40㎝GOTOドブなんて重くて大きいものは絶対に運べない!
もっと小型軽量化を図らないといつまで続けられるかわからないほどの苦労で、今までは本当に恵まれていたことに今頃気づきました。

とりあえずは楽に運べるようもっと積載重量の大きい、もっと車輪の大きい頑丈な、でも軽い台車を買ってきました。その名も「カルティオ」プロ仕様の運搬台車らしい~!

積載重量(均等荷重)2.5倍の200㎏これならどうだ! 
「ピアット」と「カルティオ」を比較してみよう。

畳んだ時の大きさの差は歴然、だがこれは置き場所に困りそう。

立ててみてもこの差。

車輪の大きさも1.5倍ほどあり、多少荒れていても何とかなりそう!

さて、先日のISS木星面通過の時の機材を積んだ様子です。

エレベーター前で積んであるのはミューロン180(木箱)、EM-100(アルミケース)、バランスウエイト3個(弾薬箱)、CMOSカメラなど(アルミケース)、バッテリーやBORG71(プラ箱)を積んで運んでみます。

エントランスを出て、スロープへ向かいます。

無事にスロープを降り歩道におりました。さすが「カルティオ」振動はあるもののスムーズに下りてきました。

そして駐車場の段差も乗り越え、車の後ろまで無事に到着しました。 少し大きいので2往復で運ぶことができました。
そしてISS木星面通過の時は観測場所が瀬戸駅近くのピンポイントのため、有料駐車場に駐車して再び「カルティオ」に積んでそのピンポイントまで機材を運びました。

この時は1回で運ぶため、小さなテーブルと三脚も乗せています。一眼レフ2台とレンズの入ったバッグとPC2台と飲み物などは肩から掛けて、この台車を押して移動しました。
「カルティオ」のおかげで何とかなってよかった~!!

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