可視光太陽フィルターの比較

天体望遠鏡
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7月21日のISS太陽面通過の時に同室のKさんと私は同じSV-BONYさんの太陽フィルターを使って撮影しておりました。そしてどちらもピントがかなり甘い写真でした。

ISS 太陽面通過(2026.7.21.)
7月21日15時12分04秒、ISS国際宇宙ステーションが太陽面を通過する予報がありました。ISSまでの距離は583㎞とちょっと遠くどうしようかと迷っていたところ、同室のKさんが中心線近くに友人宅があるので出かけるという。 梅雨明けをした東…

そして7月30日のソーラーパーティの時に刈谷のNさんの5㎝屈折の像が素晴らしくキレが良く、私の10㎝屈折のピントがどうもボケていて「この差はなんだ?」とぼやいていると、同室のKさんがフィルターの厚さに問題がありそう!と一言。

ISS 太陽面通過&Soler Party
以前から気ままに星空観望仲間のメンバー所有の太陽望遠鏡を見比べてみたいという話題がありました。そして7月30日、比較的近いところで好条件のISS太陽面通過の予報がありました。中心線近くでトイレと木陰のある絶好の場所が見つかりました。牧野が池…

そういうこと? 検証の必要がありそうだ!

まずはこの2つの太陽フィルターを比較してみます。
左側がピンボケの疑惑の出てきたSV-BONYさんの「SV229」という商品でThousand Oaks 光学フィルムを採用したものです。
右側は笠井トレーディングさんの「FS-100ソーラーフィルター」という商品でフィルター本体には安全性・像質共に長年定評のあるドイツ・Baader社製のアストロソーラーを採用とのことです。

私は「太陽は白く見えるよりオレンジ色が好き」と思っており、小口径用の太陽フィルターはThousand Oaksの金属メッキフィルターやフイルムを使ってきました。

この2つのフィルターをTOA-130で試してみます。

まずはSV-BONYさんの「SV229」の3方向をネジを外し、TOA-130のフードを縮めて対物レンズのセルにかぶせて装着します。その後、フードを延ばします。

まずは眼視でじっくり黒点を見ると、暗部と暗半部の境や暗半部と光球面の境がハッキリせずやはりピンボケな感じがします。
ZWO ASI174MMで3000フレーム撮影後、50%をスタックし、レジスタックスで調整したものです。

続いてZWO ASI290MCで3000フレーム撮影後、50%をスタックし、レジスタックスで調整したものです。

そして黒点を拡大するためにBORG 2.2倍エクステンダーコンパクトメタルをいれ、ZWO ASI290MMで3000フレーム撮影後、50%をスタックし、レジスタックスで調整したものです。

拡大率が高くなるほどピンボケが酷くなってきます。 これには驚きました。

次にフィルターを笠井トレーディングさんの「SF-100 ソーラーフィルター」に取り替えて同じ方法で撮影します。
このフィルターはフードの前に装着します。念のため風で外れないよう養生テープでも貼ってあります。

まずはじっくり黒点を見てみると、一目瞭然の差が見えていました!

ZWO ASI174MMで3000フレーム撮影後、50%をスタックし、レジスタックスで調整したものです。

続いてZWO ASI290MCで3000フレーム撮影後、50%をスタックし、レジスタックスで調整したものです。

そして黒点を拡大するためにBORG 2.2倍エクステンダーコンパクトメタルをいれ、ZWO ASI290MMで3000フレーム撮影後、50%をスタックし、レジスタックスで調整したものです。

「SF-100 ソーラーフィルター」は拡大率が高くなるほど解像度が上がり、これが本来の太陽面の黒点の見え方です。

両者の価格の差は5倍ほどの違いがあり、SV-BONYさんの太陽フィルターは、しっかりしたアルミの枠があり、フィルターが外れないよう3点をネジで押さえるなど安全に太陽を見るための配慮はされていますが、一番大事なフィルター性能がこれでは残念です。

先にも書きましたが小口径の太陽フィルターはThousand Oaksの金属メッキやフイルムを使っていますので、それも検証してみます。


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