久しぶりにホームグランドの元気村

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11月13日、朝から雲ひとつない絶好の星見日和です。おまけに月齢28でほぼ一晩中月の影響もありません。 大鹿村のKさんから遊びに来ませんか?とお声がけをいただいておりましたが翌日に予定があり残念ながらお伺いすることができませんでした。ということでホームグランドのいつもの元気村に行くことに。 久しぶりに主砲40cmドブソニアンの出番です。


日没も早いので15時に出発、途中紅葉の名所の香嵐渓はきっと渋滞するであろうと迂回をして矢作ダムから向かうことにしました。ちょうど去年のこの時期もその道をとおり、山道で落ち葉が積もり側溝が見えずに脱輪してパンクしたあまり通りたくない道でした。
元気村に入ると夕日を浴びて紅葉が実にきれいです。

到着するとすでにWさんが機材に設置を終え、お茶を飲んでゆったりしていました。
その後、KさんTさんがきて、まずは機材の設置。 この日は結局気ままに星空観望仲間メンバー9名。

紅葉に負けず、夕日も綺麗でした!

昨日までの火星のダストストームが気にもなっており、一応は主砲でも撮影できるよう準備もしてきていました。 この日の目的はC/2020 M3アトラス彗星と惑星状星雲を撮ってみようかと。

まずは木星と火星です、が、シーイングが悪くぼけぼけです。

カップルが3組と2人の小学生のご家族が一緒に惑星や、球状星団、星雲など見ていただきました。
中でも小学生の兄弟2人は非常に興味を持ってくれて、われわれの説明もしっかり聞いていろいろ吸収してくれたようです。また遊びにきてくれるかなぁ~?
まずは目的の一つ目、オリオン座の右肩の2等星べラトリックスのすぐ近くで7.5等級だとか。望遠鏡で見ても実に淡いシミのよう。写真はこちら。左上の明るい星がべラトリックス、その右下の中央近くにあるややグリーンぽいのがC/2020 M3アトラス彗星。

惑星状星雲

惑星状星雲は緑がかった惑星のように見えるところからウィリアム・ハーシェルによって名づけられたそうです。 太陽程度の大きさの恒星が一生を終えるときに超新星爆発を起こすほどの大きさがないため、赤色巨星となりガスを噴出し、やがて白色矮星になりそのガスを紫外線で照らしているものです。
そんな惑星状星雲がこちらです。

白鳥座のNGC6826 まばたき星雲 その名のとおりしっかり見ると中心の星だけになり、ちょっと目をそらすとまわりのガスの部分が見えてくるおもしろい天体です。

りゅう座のNGC6543 キャッツアイ星雲 猫の目なんでしょうか。


続いてみずがめ座のNGC7009 土星状星雲 よく見ると水色の楕円の上と下に噴出しているガスのようなものが土星の輪があるように見えることから土星状といわれています。

次はエリダヌス座のNGC1535 クレオパトラの瞳 なんとも魅力的な名前なので見ないわけにはいきません。 まわりに薄いガスがもやっとあり二重構造なのがわかります。

最後は有名なこと座のM57 リング星雲とかドーナツ星雲とか言われる惑星状星雲です。

M42 オリオン大星雲を40cmで撮るとこんな感じです。これは星が一生を終えた惑星状星雲ではなく、散光星雲といわれガスが集まり星が生まれているところです。 白く飛んでしまっていますが中心ではトラペジウムと呼ばれる生まれたばかりの星が光り始め、このガスの集まりを照らしています。

M42オリオン大星雲は上の写真の斜めに並んだ三ツ星に下に縦に並んだ星の真ん中あたりのピンク色の部分がM42です。

最後はこちらも生まれたばかりの星たちの集まり、おうし座のM45 プレアデス星団です、和名は「すばる」。
まだ少しガスが残っているのが見えると思います。 自動車のすばるのマークはこのM45の星の並びをそのままマークにしています。
ギリシャ神話ではプレアデス7人姉妹で名前はアステロペー、メロペー、エーレクトラー、マイア、ターユゲテー、ケライノー、アルキュオネーだそうです。

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