ロケットの打ち上げを見る!(後編)

国内

9月24日すでに鹿児島4日目になります。15時に鹿児島港に集合なのでホテルをチェックアウトして4時間も時間に余裕があります。 天文館をゆっくり見て回り天文館跡の石碑を見つけ、星に関係ある装飾があちこちに見られました。また西郷さんの銅像にも会いました。

天文館から港までは歩いていける距離で、ぶらぶら歩きました。
ドルフィンポートと呼ばれるショッピングモールがあり、新しそうですが閑散としています。

出港

ちょっと早めに港の待合室に行くと「ロケット打ち上げ視察」と書いたプラカードを持った女性が立っていたので、「名古屋のTaizoです(本当は苗字を言いました)」と言ったら「そのような方は名簿にございません」と言われました。おかしいなぁ?と思って観察しているとどうやら三菱重工関係者の視察の案内のようでした。なるほどなるほどと見ていると視察と言って見学に行く人の多いこと多いこと!こりゃあ宿もレンタカーもなくなるわけだわと納得。
そうこうしているともう一人小柄なかわいい女性が立っていて同じような荷物を持った同じような雰囲気の人たちが取り囲んでいました。これは間違いない!そこで追加の料金を払い乗船券を受け取りました。おそらく追加料金は1日延期になったためにホテルをキャンセルし取り直したキャンセル料だったのかもしれませんが、とにかく行けることに感謝!

種子島に到着し、ホテルレクストンのマイクロバスに乗ってチェックイン。シングルルームは寒いほどにエアコンがきいていました。 大浴場でゆっくり湯につかり近くのスーパーに夕食の買い出しに出かけましたが、お惣菜とかおにぎりとかがなくて本当に適当なもので終わってしまいました。ベッドの上に機材を並べて最終チェック。

BORG71FL 400mmで追跡しながら撮影、上に載ったコンデジは同じような拡大率で動画撮影。
もう1台の一眼はワイドレンズで動画撮影(最後まで動画にするかスチールにするかで迷いました)。
まわりの音や臨場感を記録したくて動画にしました。深夜1:30の打ち上げのためホテル出発は22:30の予定だったかと思いますが、眠れるわけもなくカメラと双眼鏡をもって近所に出かけました。天気は快晴で天の川が美しく見えていました。

恵美之江展望公園

バスに乗って見学場所の恵美之江展望公園へ向かいます。 狭い道路を大きなバスがゆっくり走っていきますが、周りは何も見えないほど真っ暗です。 2時間ほどで展望公園らしきところへ到着しバスを降りました。出店もあり飲み物やお土産を売っていましたが、まずは場所を確保するために先端へ歩いていきます。 何とか最前列に場所を確保でき両側の気の良い若者と話をしながら打ち上げを待ちました。 バイクで種子島を回っているそうで、たまたま打ち上げの日に重なってラッキーですと言っていました。

打ち上げ場所から3km以内は立ち入り禁止になるため、この恵美之江展望公園はぎりぎり3km離れた一番近くで打ち上げを見られる場所です。ほかにも3か所の打ち上げ見学場所が用意されています。
どこもカウントダウンの放送が聞こえるようになっていると思います。
最前列に三脚を立て発射場を眺めるとこんな星空と眩しい発射台が見えます。

秒読み開始

何度も何度もピントとシャッタースピードを確認し、事前にあちこち調べましたが暗闇の中でもロケットの明るさがどれほどのものかわかりませんでした。一か八かの設定で、連写しながらモニターを確認しつつ調整することが必要かもしれないと思いながら、400mm/F5.6 ISO400 1/1000秒に決定しました。「180秒前!」と突然聞こえ気が付かない間に秒読みが始まっていました。動画撮影をスタートし、iPhoneも動画撮影にして地面に置きました。望遠のカメラで追跡できるようにクランプをフリーにしファインダーを覗きドキドキしながら待機!
60秒前が聞こえたあたりから口から心臓が飛び出しそうな緊張感!まわりの子供たちが秒読みと合わせてカウントダウンします!「3・2・1・0」「リフトオフ」聞こえたのか聞こえなかったのか記憶にありません。

「いっけ~」気分は宇宙兄弟のムッタが弟ヒビトが月に行くとき見送っている気分そのものです。
真っ暗な中に突然太陽のように明るい光の玉が見え、しばらくすると「ゴォ~」と聞こえてきて、それが「バリバリバリーーー」にかわり、体にビリビリと衝撃が伝わってきます。このころには周りの歓声も何も聞こえなくなります。
ロケットが小さくなってくるとまわりの音が聞こえてきます。

望遠の上に載ったコンデジの動画がこちらです。シャッター音も歓声もすべて聞こえなくなりロケットの音だけになります。その下はワイドレンズでの動画です。

周りの音が聞こえるようになり、「ロケットは無事に飛行中で~」ブースターが切り離されるのも見え、満天の星空の中で星の1つになり、見えなくなっていきました。今まで息をしていなかったように深呼吸をしたら涙が出てきました。 なんてスゴイ迫力なんだ! 残念ながら動画でも写真でも文字でも伝えようがありません。できればぜひこの展望公園に立って見て体で感じていただきたいと思います。

大感動の30分後にバスは出発し、4時頃にホテルに戻り少し寝て朝のに乗るために西之表港行き乗船しました。

今回わかったこと

今回帰りの飛行機は変更不可でしたので、初めに取った4日の便はそのまま捨てて新たに25日の便を取り直しました。よって変更可能な航空券を買うか、1日か2日後の航空券を買っておき遊んで帰るのも良いかと思います。名古屋~鹿児島の航空券はLCCを使えば時期にもよりますが5000円程度と安価ですので、最悪は私のように捨てて取り直しても良いのかも。
望遠はAPS-Cで400mmがぴったりでした。念のため1.4倍のテレコンも持って行きましたが不要でした。
昼間の撮影は問題ないかと思いますが、夜の場合は400mm/F5.6の場合ISO400 1/1000秒でちょうど良い。打ち上げ前はISO6400で1/20秒程度です。
三脚の雲台は今回ハンドルがあった方が追跡しやすいと思いハンドル付雲台を持って行きましたが、エレベーターを上まで上げていたにも関わらずロケットの最高点前に三脚とハンドルが干渉してしまい、水平に見えるあたりが追えませんでした。ボール雲台でカメラとレンズをもって追跡したほうが良いかもしれない。

大体見学の要領はつかめました、次回は自分で手配して昼間の打ち上げを見に来よう!と思っていましたが、よもやまたすぐにここに来ることになるとはこの時は夢にも思っていませんでした。

コメント

  1. nekomeshi312 より:

    種子島のJAXA、いいですねー。何年か前に行きました。JAXAの見学バスでH2の発射台やロケット組み立て場所のギネスに乗っている世界一大きい引き戸なども見ましたが、次は発射を見てみたいですねー。やっぱり天候で延期になるから、相当似余裕を持った日程が建てられないと辛いですね。

    • Taizo Taizo より:

      ご覧いただき、ありがとうございます。
      この時は宇宙センターの見学はできませんでしたが、今年もう一度打ち上げを見に行った時にゆっくり見学して、JAXA食堂でご飯も食べました。素晴らしい環境の中にあるセンターですよね! 実は私のいとこが三菱重工で種子島勤務だったのですが、打ち上げがない時はのんびりとして非常に良いところだと言っていました。
      ぜひ打ち上げも見てください!

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