6月27日は夕方から雲が切れて青空が見えてきました。とはいえ雲が多く青空の部分も薄雲がある感じだ。それでも月が見えていると覗きたくなってしまう。
早速ベランダの赤道儀にTOA-130を載せてしゃがみこんでアイピースを覗く。ピラーが短いので屈折では非常に辛い。
雲が来る前に観望用のEMSをはずしてフリップミラーとカメラを取り付けて写真を撮っておきます。
日没前なので近赤外フィルターを入れてあります。
梅雨の晴れ間だというのに気流はたいして良くないな。
そうこうしていると金星が雲の隙間に見えてきたので、ミューロン180に載せ替えて金星へ向けます。
雲に隠れる前に急いでIRとUVで撮影します。
かなり細くなってきた金星ですが、そう思うと高度も下がってきているように感じます。
7月7日に最大光度マイナス4.7等級になり澄んだ青空の日なら昼間でも見える明るさです。そして8月13日には内合となり、それ以降は明け方の空に回ってきます。
6月27日の金星は視直径が31.7秒角ですが、内合の8月13日には57.8秒角まで大きくなり双眼鏡でも金星の欠けた様子が見えるほどの大きさです。ただし、金星の位置が太陽に近く誤って太陽を見てしまうと大変危険ですので、観察の際には十分に注意してください。
一番右にあるのは4.3秒角まで小さくなった火星です。
日没前後のわずかな時間でしたが、月・金星・火星を見ることができて少しストレス解消になりました。
コメント