ISS太陽面通過

国際宇宙ステーション
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夏至を過ぎたばかりで太陽の南中高度は天頂に近く、お昼ごろのISS太陽面通過は絶好のチャンスです。
6月25日、太陽の南中には少し早いですが10時42分 ISS太陽面通過の予報がありました。

太陽高度は70度を超え、ISSまでの距離439km、ISSの見かけの大きさは62秒角を超えています。
これはやはり絶好のチャンスなので、早速場所探しです。

赤い部分が太陽面にISSが載ると予想される範囲ですが、中心線に近いほど太陽の中心を通過します。
幸いにも名古屋市緑区徳重から豊明に向かう途中の緑が丘公園の墓地の上を中心線が通っています。
墓地は駐車場やトイレはあり、電線がなく、お彼岸やお盆以外は比較的人が少なく機材を展開するにはもってこいな場所です。
そして少し控えめにこれだけの機材を前日に積み込みました。

8時に起きて空を見ると曇ってはいるが北から晴れてきそうな気配。
身支度を整え、出発し現地へ9時に到着しました。相変わらず晴れ間は北の空だけ~果たして間に合うのか!

念のためスマホで最新の通過予報を確認します。

よしよし!ほとんど変わることなくど真ん中を通過しそうです。
時間に余裕がないので機材の準備を始めます。

EM-100赤道儀にミューロン180とLUNT LS60ダブルスタックを載せています。
ミューロンにはアストロソーラーフィルターを取り付けます。

ミューロンのファインダーは危険なのでフタをしたままソーラーファインダーをファインダーの上に取り付けます。

これでLUNTにアイピースを取り付けて太陽に向けてみるものの全く見えません。
時間が迫ってくるので2台のPCを用意して、ミューロンには174MM、LUNTには290MMを取り付けて準備完了。

しかし雲が動きが遅い! ミューロンの方だけ雲が薄くなったタイミングで黒点がかろうじて見えピントを合わせることはできたもののついに通過15分前。
太陽はまだ雲から出てこない。


3分前からいつも通り時報を鳴らしてミューロンの方のゲインを目いっぱい上げてみると雲が流れているのが見えるが、LUNTはこの時点で試合放棄。
20秒前、ミューロンの方の録画を開始するものの全く見えていないし、太陽の中心あたりを捉えているのかもわからない。
通過予報時刻から30秒過ぎたあたりで録画を止めて確認しても全く見えてきません。
ああ~久しぶりに玉砕だ~!!
お天気相手では仕方がないがやはり悔しい~撤収だ!!
撤収し空を見上げると暈のかかった太陽が~!

30分早ければ見えていただろうな~大きなISSの太陽面通過。
すみません、今回は機材紹介で終わってしまいました。

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