最近お気に入りの鏡筒「ビクセン MC127L」マクストフカセグレンですが、持つところがなくて赤道儀や経緯台に載せるときにいずれ落とすと思いハンドルを取り付けることにしました。
ガラクタ箱をゴソゴソするとプラスチック製のこんなハンドルが出てきました。

これを取り付けます。
まずは鏡筒に穴を明けなければいけないので主鏡・補正板などを外します。
接眼部側に主鏡があり、接眼部ごとごっそり外れそうです。

おそらくこのネジ3本でとまっているはずなので、外してみます。3本外しただけで想像通り簡単に外れました。

ついでに主鏡のホコリをブロワーで飛ばしておきます。
続いて補正板と副鏡を外しますが、外す前に目印を付けておきます。

補正板を押さえているリングの穴に六角レンチを差し込んで回します。本来はカニ目レンチを使いますが、私の持っているものではこの間隔までは開かなかったのでその代用で六角レンチを使いました。補正板にキズを付けないよう注意が必要です。

補正板を押さえているリングを外すと補正板との間にゴムのリングが挟んでありました。そして補正板鏡筒の内側からそっと持ち上げるとはずれました。
「なんじゃこりゃあ~!」その厚さにびっくり! そしてずっしり重い!!
厚さを測るとなんと25㎜もある!!!


重さも841g! 驚くほどクリアなきれいなガラスです。
今までセレストロンのシュミットカセグレンはC-8やC-11を分解してきましたが補正板は5㎜厚程度だったのになんという厚さ!! もはや主鏡のレベルです。これはもしかすると主鏡と同じように磨いているのだろうか?しかも両面とも。
SkyWatcherのMAK127SPと同等品と思っていましたが、MAK127SPもこんな分厚い補正板を装着しているのだろうか? MAK127SPバラしてみたくなってきた~(笑)
さて、これで筒だけになったので何も心配せずに穴があけられます。

ハンドルの平面と鏡筒の曲面の間をうめるためのゴムパッキンも作ります。



ハンドルがバッチリ取りつきました。ただステンレスのネジを使ったので鏡筒内で光っています。

これはまずいので艶消しブラックで塗っておきます。

あとは元通りに組み立てれば完成です。
注意するのは補正板に付けておいた目印の位置と鏡筒の目印を合わせること。

おっと忘れちゃいけない「気ままに星空観望仲間」のステッカーを貼って完成です。

これで落とす確率は大幅に減ったと思います。
本来はメーカーが初めから付けておくべきものだと思うのですが、いかがでしょうか?
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