12月29日の土星と木星

土星
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12月28日が仕事納めで大掃除をしていましたが、非常に暖かくてもしかしたら気流が良いかも~と多少早く帰宅して望遠鏡をしっかり順応させて木星を覗いてがっかり! やはり暖かくて無風に近くても上空は冬の気流のようでした。
その時の木星ですが、これでもまだマシなほうかと思っていました。

土星

12月29日は北西の風がやや強く、昼間は暖かかったが日が暮れると寒く感じ、それでも快晴。というわけで強も望遠鏡を準備してしっかり順応。
そして時間が早いので西の空の土星に向けてみて驚いた。アイピースの中の土星がピタッと張り付いているように見え、カッシーニの間隙も黒々と見えている。高度が少しでも高いうちにと思い大急ぎでカメラを取り付けて撮影。なかなかきれいな土星だ。

衛星が4つ見え、土星本体の上にタイタンが見えていたので、衛星を撮影し土星本体を合成してみました。

エンケラドスは見えなかったが写真には写っていました。
望遠鏡の角度からも土星が低いところにあるのがわかるかと思います。

こうなると俄然木星が楽しみになってくる。

木星

早速木星に向けるとちょうど大赤斑が出てくるところでした、ラッキー!

やはりかなり気流が良く、大赤斑の後方が何やら泡だらけのようで面白いことになっているのがわかる。
赤外フィルターでも撮ってみよう。

大赤斑は白く目立たなくなりますが、その後方の様子やほかの模様は見やすくなった気がします。
ついでにメタンバンドでも撮っておきましょう。

再びカラーに替えて大赤斑が沈んでいくのを見送ります。

普段はカメラとアイピースをフリップミラーで切り替えて写真を撮ったりアイピースを覗いたりしていますが、今日はあまりにも素晴らしいので撮影装置はすべて外して松本式EMSに双眼装置を付けてじっくり木星の様子を眺めていました。細かいところまで本当に良く見えていました。
こんな年の瀬の真冬にこれほど安定した気流に出会えるのは奇跡のようでした。
今年の運を年末ジャンボの抽選の前に使ってしまったかもしれないなぁ~。
ちなみにWindyの上空10,000mの気流はこのようになっていました。

それほど良さそうには見えませんが、こんなこともあるものですね。

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