12時間の北極星グルグル

星空
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12月29日は想像以上の良い気流で夏のような土星と木星が見られました。
そして翌朝まで雲が出る可能性が低く「北極星グルグル」のチャンスかも~と思い、北側のベランダにカメラを準備しました。
カメラはキャノンEOS6Dにシグマ150㎜を選択しました。
なぜ150㎜望遠かというとワイドレンズを使うとやたらと飛行機の光跡が写ってしまい、ごちゃごちゃになってしまうのを防ぐためです。

ISO800でF2.8を8.0まで絞り、10秒露光を朝まで続けます。

そしてバッテリーでは2時間ももたないので、ダミー電池を入れて100Vコンセントから電源をとります。念のためヒーターも巻いておきます。

準備ができたところで、12月29日ほぼほぼ暗くなった17時30分からスタートします。
あとはカメラ任せで、翌日12月30日6時に目覚ましを掛けて撮影を止めます。

撮影した1枚を見てみるとこんな感じで真ん中に北極星がポツンと見えている程度です。

29日17時30分頃はまだ背景が明るく写っていたので、それらをカットして29日17時50分から30日5時55分までの12時間と5分、枚数は3902枚をシリウスコンプで比較明合成をすると、

中心付近の明るい半円が北極星の光跡です。いかがでしょう~見事に半円になっているし、北極星がやっと見える名古屋市内でもこんなにたくさんの星の光跡が写りました。
飛行機や人工衛星が写り込んでいますが、大成功ですね!

そして30日は夕方になっても薄雲はあるもののまだ晴れていました。
あす大晦日は天気が悪くなる予報なので、暗くなるのが早いか、雲が出てくる方が早いか微妙ですが今日はTOA-130で眼視のみで土星と木星を眺めてみます。

肉眼ではまだ見えていないがファインダーで土星を探して導入、昨日よりは揺れが大きいかなぁ、倍率は低いが十分に良く見える。
木星に向けるとこちらも良く見える!が、雲がどんどんやってきた。 眼視のみにしていてよかった~十分満足した今年の観望納めになりました。

眼視をメインにした時のアイピースケースたち、来年はもっと使おう!!

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