ISS 金星面通過

国際宇宙ステーション
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ISS国際宇宙ステーションが惑星面を通過するのは見逃せないイベントです。
先月木星面通過の時はギリギリ触れるくらいを通過していくはず~と選んだ場所でしたが、少しずれてしまい悔しい思いをした。
木星・火星はドンピシャの経験が過去にありますが、金星と土星はまだかなりズレた経験しかありません。そんなわけで、10月17日5時41分過ぎの金星面通過は力が入ります。
予報は南知多~西尾・岡崎を通る幅100mほどのラインです。

15日に確認した時には、知多の河和港の近くに良い場所が見つかりました。ここなら海沿いで波の音を聞きながら気持ちよく待っていられそうです。

ところが16日に予報を見ると500mほど変更されていました。
大急ぎで知多半島で探します。
内海海岸でトイレもあって良さそうです。

こちらは墓地の駐車場ですが、気持ちよさそうな海の方が良いでしょう。

平日の朝の出勤ラッシュを考えると知多半島は有料道路を使って楽に帰ることができて好都合ですが、西尾あたりでも念のため探してみます。
おお!いいところがありました。
ストリートビューで見る限り周り360度障害物もなく、おそらくカノープスも見えるでしょう。そして空もある程度は暗いと思われます。
ただ、トヨタ系の工場などが多いので、日の出後の帰り道は渋滞しそうです。

よし、今回はここにしよう。
自宅で土星と木星を眺め、機材を積み込み0時過ぎに出発しました。
ナビでは1時間45分と出ていましたが、1時間半もかからずに到着。
川の対岸にJERA 碧南火力発電所がきれいに見えるとっておきの場所のような気がします。

早く出発したのは木星の衛星がおもしろい位置に来るのと、103Pハートレイ彗星を確認したかったからです。これらはまた別にまとめます。

さて機材を準備します。

手前はポラリエに乗ったEOS80D+150㎜望遠、実はここへBORG71FLをのせて眼視をしようと思っていたのですが、アメリカンサイズの天頂プリズムを忘れてしまい、ピントが出なくて諦めました。
奥はミューロン180+ZWO ASI290MCで強拡大とビクセン127マクカセにZWO ASI174MMで広角を記録します。

まずはEOS80D+150mm の動画からどうぞ。時報が入っています。
真ん中んの白い点が金星です。ISSは右上から左下へ通過していきます。

見ていただいた通り、残念ながら金星と重なりませんでした。
ビクセンの127マクカセだとかなり離れて通過していくのがわかります。
こちらもまずは動画でどうぞ。

実は今回のISSは逆光で非常に暗くて明るくなってきた空で見つけることができませんでした。金星・木星・シリウスは十分に見えていましたが、ISSが全く見えずに日にちを間違えたかと思いました。
このPCのモニター見ていても全く通過したのがわからなかったし、帰宅して見てもあまりに暗くてわかりませんでした。目いっぱいザラザラになるほどゲインを上げてみてやっと通過していたのがわかりました。

そしてもう1台のミューロン180+ZWO ASI290MCの強拡大がこちらです。画角の端っこぎりぎりに何とか5コマだけ写っていました。この動画は全部で17700コマもあってよくこの5コマが見つかったものだと思います。

機材を撤収していると太陽が昇ってきました。

対岸のJERA 碧南火力発電所はこんな姿だったんですね。
そういえばこの目の前の汽水域は貝の養殖などがされているようで注意書き看板がたくさんありますが、おそらく密猟者らしき人を3人目撃しました。私が到着した時に明るいライトを付けて水に入っている様子で、私の方を気にしている様子でした。その後にもう1台車が来て、バイクが来て、そのバイクは鎖で止めてある中へ隙間からバイクごと入って行ってしまいました。

今回はいろいろミッションをもって徹夜をしましたので、ISS金星面通過のほかは次回に~盛りだくさんです!!

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