ISS 太陽面通過

人工衛星
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2023年2月22日 午前11時41分42秒 ISS国際宇宙ステーションが比較的近いところで太陽面を通過する予報が出ました。昨日の予報の中心線(青線)はこんな感じでした。

青い中心線と左の赤い南の限界線の真ん中あたりならば活動領域3229と3230の黒点群をかすめるのではないかと期待しながら観望場所を「三つ又池公園」(赤丸)の駐車場に決めていました。
実はここISSの太陽面通過に使うのは今回で3回目の場所です。
そして、ちなみに今日の黒点の位置はこれでした。

ところが22日朝の予報では11時41分50秒と約8秒の修正が入り、太陽の中心をとおる中心線もズレてきています。

この予報線を見ると「三つ又池公園」は中心線のやや右側になり太陽中心のやや南側を通過するはずです。しかし今までの経験からすると昨日の予報が正解だったとかよくあるのでダメもとで試してみましょう。太陽中心の北側を通れば昨日の予報が正解、中心のわずかに南側を通れば今日の予報が正解、しかも8秒の時間差!さあどうなる!!

三つ又池公園に到着すると白く雪をかぶった伊吹山が少し近くに見え、風もなくポカポカと春の様です。駐車場一番奥のトイレのあるところに止めて早速準備します。

左はEM-100赤道儀にLUNT6㎝ダブルスタックとBORG71FLでどちらもZWOのカメラを付けてあります。
右はZERO経緯台にタカハシFC-50で眼視の予定!が、天頂プリズムとアイピースを忘れてしまいました。「7㎜1本でいいよな」と思っていたのに痛恨のミス。仕方がないのでソニーミラーレスα6300を取り付け4K動画にしたところ、カードがどうのこうのでシャッターは切れるが動画が撮れない!「ああ~めんどくせ~やめやめ」という羽目に。ああ~やっぱりアイピースを忘れたのが痛いな。

気を取り直してLUNTのピントを合わせていたら「ウォ~太陽面を飛行機が通った!」
3分前からiPhoneで時報を鳴らします。
1分前からLUNTとBORGを録画開始!

時報を聞きながら画面を凝視
「ただいまから午前11時41分40秒をお知らせいたします、ぷ・ぷ・ぷーん」1秒2秒
昨日の予報の11時41分42秒 通過無し
「ただいまから午前11時41分50秒をお知らせいたします、ぷ・ぷ・ぷーん」
今日の予報の11時41分50秒 来た来た!!ど真ん中だぁ~!!

これはLUNT60ダブルスタックのHαによる太陽面を通過するISSです(これ実際のスピードです)。
そしてこちらはBORG71FLによる可視光の太陽面を通過するISSをスローモーションで。

それぞれを画像にしてみました。

これは太陽のど真ん中を通過していますね~黒点をかすめることなく「どストライク」でした!
しかしISSまでの距離が600㎞もあるとISSがかなり小さいですね~まあ記録できただけで良しとしよう!!


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