最近の惑星とISS

人工衛星
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11月に入って晴天が続いていましたが、11月13日は朝から雨降りでした。
おそらくこの雨で季節は1歩進み、あすからは気流が悪くなるかもしれませんね~。
10月の終わり頃からの見ていたものを少しまとめておきます。

土星

まずはそろそろシーズンオフを迎える土星です。

特に変化はなくいつ見ても美しい輪はそのままそこにあります。ただ来年はもう少し輪の傾きが小さくなり、カッシーニの間隙がぐるっと1周見えなくなるかもしれません。なので気流の良い日があれば西に傾いてはいますがもう少しの間じっくり見ておきたいものです。
今年はあまり狙いませんでしたが気流が良いと衛星たちも比較的よく見えます。

ミマスはこの位置でほぼ最大離角なので、なかなか難物です。

木星

9月27日に衝を迎え、シーズンも終わりに近くなってきた木星です。
本体に落ちる衛星の影が、衛星本体からかなり離れた位置に落ちることで衝から時間が経っていることがわかります。地球から見て木星本体の影もかなりズレてきています。そんな時にこの現象が起きました。10月30日木星の後ろから現れた衛星ガニメデが少しの間見えて、またすぐに木星本体の影に隠れてしまいました。木星上にある黒い点は木星の右に見える衛星エウロパの影です。

見えない木星本体の影に隠れてしまうガニメデです

衛星ガニメデが徐々に影に入っていくのがわかります。

また、11月6日にはこれもまた衛星ガニメデが木星本体の後ろに隠されていく様子が見られました。
衛星イオが木星面を通過していくところも同時に見られました。

ガニメデの模様が見えかけているような気もします。SkySafariで調べるとこんなもようのようです。

そろそろ暗くなると同時に南中になる木星ですが、もう少し楽しませてもらいましょう。

火星

12月初めに地球に接近する火星です。
今回の接近は中接近ですが17秒角を超え表面の地形も十分に見えるものと思います。
今年の火星は赤緯が高いので夜半をすぎないと上階のベランダから出てこないのがちょっと難です。
このマンションを選ぶときに十分わかっていたんですが~まあこればかりは仕方ありません。

11月2日の火星です。北極にすっぽりと被っていたフードに亀裂が見えます。

11月5日の火星です。モノクロの方は近赤外線フィルターで撮っています。
北極のフードの様子が変化しつつおもしろいです。

11月8日の火星です。北極を覆っていたフードが薄くなっているようにも見えますが~どうなんだろう。 もう少し変化を追ってみたいですね。いずれ極冠が白く光って見えてくるのでしょう。
また、大接近の時は衛星フォボス・ダイモスを盛んに狙っていましたが、今回はまだ一度も捉えることができていません。

ISS国際宇宙ステーション

11月8日明け方5時30分の79度の好条件の通過でした。
皆既月食・天王星食の観測のためいつものミューロン180はすでに車に積み込んであり、C11とFC-125しかありません。C11は角度が変わるとピントがずれるため、また経緯台に載せることも不可能なため、FC-125を使うこととしました。天頂付近通過のため覗きやすい直角ファインダーを取り付け、初めて屈折鏡筒でISSを追ってみます。
北西の低い位置で見え始めたISSはどんどん高度を上げてきて、40度を超えたあたりからZWO ASI174MMで録画を開始。どんどんスピードが上がってきて「あれれ~!」70度あたりからほとんどISSについていけない。ファインダーの視野からもはずれるほどで、再び捉えたのは南東の空でやはり70度あたりまで下がってきたときでした。
動画で見るとISSの向きが突然変わり、その様子がよくわかるかと思います。

雲の中を通過して明るさが変化しています。
この中から写りの良さそうなものを数枚取り出してみました。

今日は朝から素晴らしい青空で、今週も天気予報は晴れマークがたくさんあります。
さあ今週もまずは木星から始めるとしましょうか!!

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