げげ~床が柔らかい!

機材
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昨年常設赤道儀を2台にしようと思い、ピラー脚を自作しました。その時の様子はこちらで。
その頃はP型赤道儀を載せており太陽望遠鏡などはこれで十分でしたが、その後赤道儀をSP-DXに変更しました。
そして、今回の引越しでこのピラーをルーフバルコニーに設置しました。ところが太陽を見ていても風が吹くと大きく揺れるのがわかり、ピラーを押すともっと大きく揺れ「なぜだ?」。よく見るとアトラクスを設置したバルコニーは固い床なのに、ここは床が厚いゴムのような防水がしてありました。全く気が付きませんでしたが、ピラーの土台のコンクリートに埋めた高さ調整のできる足がゴムに沈むようで、それが赤道儀の高さになると揺れ幅が大きくなってしまっていました。薄いブロックを買ってきて足の下に入れてみたり、足を浮かすように入れてみたり、くさびをかましてみたりしましたが大した改善にはならず無駄な努力でした。おそらくは大きな1枚のコンクリート板を敷けばある程度は解消できそうですが、先日スコーピオさんに寄ったときにSkyWatcher EQ-3の中古があったので、このステンレス三脚に変更すればかなり良いのでは?と思い早速購入しました。

コンクリートの土台から四方に出ているものは、倒れ防止の金物が取り付けてあります。

SP-DXの架台部分はM12並目ネジ、かたやEQ3の三脚架台はGP赤道儀の三脚架台とほぼ同じ形で取り付けネジはM10並ネジになっています。さあこれをどうやって接続しましょうか。

赤道儀側がM12で三脚側がM10のハーフピラーのようなものを作ればよいのですが、それも大変な作業なので簡単済ませます。
これを見ていただくとわかるように赤道儀の取り付け部分の突起が三脚架台のへこみより長いため切断し、方位調整のツノの位置も微妙に違うのでこれも切断が最も簡単ですが、そうしなくても良いようにピラーで使っていた12㎜厚のアルミ板でスペーサーを作ります。
引越し早々のマンションで作業をしてクレームが来るといけないので、以前の自宅で作業をします。

三脚架台のツノの部分に穴を開けます。ツノの先が出ますがこれは大丈夫です。

そしてこんなパーツを見つけました「ネジ変換アダプタ―」!
最初に見つけたのは「M12細目~M8細目」変換アダプター。これはM10にあけ直して尚且つM12の細目を並目に切り直す。果たしてこんなことができるのか~? 8.5㎜で穴を広げM10のタップを立てた時に破断して失敗。
次に見つけたのはM10側が並目になっているのでM12を細目から並目に切り直すだけで使えるかも~と安易に考えたものがこちら~念のため2個購入。

よし!このM12細目をM12並目にネジをダイスで切り直してみよう!

このままだと肉厚がなく簡単に破断しそうなのでM10ネジを通しておきます。

が、結果はいとも簡単に原型をとどめなくなってしまいました~「大失敗」! 1.25Pと1.75Pではネジ山の深さも違い、当然こうなりますよね~(笑)

で、「プランB」発動でホームセンターへ。

M12寸切ボルト、ナット、蝶ナット、ワッシャーすべてステンレスのもの。
このプランBは三脚架台のM10のネジ穴を12㎜のバカ穴にあけ直すだけです。
念のため裏側から穴を広げても大丈夫か確認し、これだけあれば大丈夫でしょう。

三脚の開きを固定する、昔でいうならば三角板のようなものはもともと13㎜程の穴がありています。

念のために脚の沈み込みを多少なりとも防ぐために足元に薄いブロックを置き、水平を出します。

赤道儀と三脚をM12の寸切ボルトで繋いで固定します。

そして、完成! 手で揺らしてみてもほぼ揺れない気がします。晴れたら確認してみましょう。

ピラーの時はこのゴミ箱でカバーをし、蓋が物置台になっていましたが、もう使えない。

とりあえずは上から被せて、その上からタイヤカバーでしのぎ、近いうちに何か考えるとします。
タイヤカバーだけだと赤道儀の突起物によって破れやすくなるかもしれないので、念のためゴミ箱を被せています。

不要になった自作のピラー脚欲しい方に差し上げます!重いですが~。
6月3日自作ピラーの行き先が決まりました。

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