水星を見なければ!ついでに金星も

太陽系

「水・金・地・火・木・土・天・海・(冥)」 この呪文のようなことばは多分皆さんご存知の太陽から並んだ惑星の順番です。 その太陽に一番近い水星は常に太陽の近くを回っているためなかなか見る機会がありません。かのコペルニクスでさえ生涯一度もお目に掛かることはなかったのだとか。そんな水星を見るチャンスは年に数回の太陽から一番離れる最大離角と言われる時があり、それが1月24日でした。 太陽の東側に最大に離れるときは東方最大離角といい夕方の空に水星が見られます。明け方に見られるときは太陽の西側にあり西方最大離角と言います。 どちらも太陽から28度以上離れることはなく、よって夜中に水星が見えることはありません。これは地球の内側を回っている金星も同じことが言えますが、金星は最大で太陽から47度離れますので水星に比べてかなり見やすいです。 
また、水星と金星は表面の模様はほとんど見えませんが、月と同じように満ち欠けしますのでこれを観察するのも楽しいものです。とはいえ水星は動きが早いのでどこにいるのかアストロアーツさんのHPなどでご確認ください。

水星

暗くなるまで待っていると高度が下がり気流の影響を受けユラユラになってしまうので、明るいうちに自動導入などで探すのが良いのかもしれません。

25日昼頃の青空の中の水星です。

1月9日と13日と14日の水星の位置を木星を基準にして見ていただくと、いかに水星の動きが早いかがわかるかと思います。

1月9日
1月13日
1月14日 細い月齢1.1の月が見えていました
2006年11月9日の水星太陽面通過、地球に一番近い位置にありますが10秒角と非常に小さい

次回の水星の太陽面通過は2032年11月13日だそうです。

金星

「明けの明星」「宵の明星」といわれ非常に明るく美しいヴィーナス金星ですが、実は大きさは地球と同じくらいではありますが、厚い大気に覆われ地表は92気圧、気温460度ととんでもない世界です。金星の地表に到達した探査機はありますが数分で通信が途絶えてしまったとか。
金星は今明け方に見えていますが、地球から見て太陽の反対側に近づいておりやがて夕方の空に見えてきます。よってほぼまん丸に近い金星が見えています。

また、太陽と地球の間に金星が入ってくるとこんなに細く見えるときがあったり、金星が太陽面を通過することがあります(次回は2117年らしい)。

2012年の金星太陽面通過

火星

昨年は火星準大接近で1年を通して楽しむことができました。何度も書いておりますので簡単に。
この日の火星は8.2秒角まで小さくなり、表面模様もそろそろ難しくなってきました。

天王星

天王星は今月は火星の近くで見つけやすい位置にいますので、双眼鏡があればぜひ探してみてください(暗い星程度ですが)。望遠鏡で見ても恒星ではなく面積がある青緑色のもの程度にしか見えません。40㎝で暗い空で見ると衛星が3つ(チタニア・オベロン・アリエル)見えたことがあります。

火星と天王星の接近の様子です。
火星も1日でかなり移動しているのがわかります。それに比べて遠い天王星は拡大するとわかりますが、わずかに団子になっている程度の移動量です。

まとめ

4惑星を撮影した1月25日のそれぞれの惑星の大きさは、水星が7.4秒角、金星10.2秒角、火星8.2秒角、天王星3.5秒角です。同じ倍率で撮って並べたものがこちらです。

同じ倍率で月のコペルニクスクレーターを撮るとこの大きさになり、4惑星が見掛け上どれほど小さく見えているのかわかるかと思います。

火星と天王星はまだ空の高いところにあり、もう少し楽しめそうです。

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