ふたご座流星群 2022(後編)

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19時前に輻射点が上がってきていよいよ本番、まずはEOS 80Dのシャッターを切り始め東の空を眺めます。
雲がどんどん通過し、飛行機もたくさん通りますが流星は流れません。
18時53分~21時31分までの1487枚を10FPSの動画にしてみました。この中に7つの流星を見つけましたが、ほとんど見えません。

こちらは21時32分~22時54分までの852枚を同様に10FPSで動画にしてあります。
こちらは20個ほどの流星が写っているので見つかるかもしれません。

アイキャッチのこの写真はこの中に写っているものを抜き出して組み合わせてみました。

これらの写っていた流星を1枚に比較明合成したものがこちらです。
この写真の真ん中の星がふたご座のカストルとポルックスで、そこから流星が噴き出すように見えています。そこにこの流星群の輻射点があります。

前編のアイキャッチに使っていた写真はEOS Kiss-X5にサムヤン8㎜対角魚眼で撮っていたもので、上の写真の画角には入らなかった今回最大の火球が写っていました。

ほかの流星に比べていかに大きいかがわかります。
そしてこの火球を星座1つ分ほどの画角の30㎜ F1.4をつけたα6300で動画で撮ることができました。
偶然にもよくこんな画角に飛び込んでくれたものです。
それがこちらです。

ただ、設定を間違えてシャッタースピードが1/4秒になっているのに気が付かなかったので、カクカクの動きになってしまったのが残念! 滑らかにスパッと撮れていたら最高でした。
写真にするとこんな感じです。

他にも撮れていた動画を紹介いたします。
これは20時30分過ぎに小犬座で流れた火球です。
流れた後に流星痕が30秒以上も残っていました。

ちょっとおもしろい記録になりそうだったので、火球が流れ始めるところから、流れた後の流星痕が消えていくまでを追ってみました。上の段は1/4秒間隔の変化で下の段は1/2秒間隔の変化を並べてみました。

こちらはオリオン座を流れたものです。

ここを流れていました。

このほかにもたくさん流れていましたがキリがないのでこのあたりで~。

最後に円周魚眼で全く見ていない背後で流れたものも記録していました。写っていたコマだけを比較明合成したのできれいではないですが、7つの流星が確認できます。

最後に対角魚眼で撮っていた写真を繋いで作った動画と昇ってきた月を貼って終わりに致します。
この中にもいくつか流れているはずです。

今年のふたご座流星群も、前日にロケハンまでしていただいたYさんのおかげで大変楽しいものでした。
本当にありがとうございました。



コメント

  1. こんばんは。
    ふたご座流星群、前編と後編共、楽しく読ませてもらいました。
    月明かりがありましたが、今年はたくさん見ることができました。
    流星痕の記録映像も見事です!
    私はベランダから見ていましたので、空の範囲は狭かったですが
    輻射点からかなり離れたところでも、明るい流星がいくつも見られたことに驚きました。冬の星空はオリオン座をはじめ、よく分かる星座が多いので見やすかったです。
    ああこうだった!そうだった!ととても楽しい記事です。
    どうもありがとうございました。

    • Taizo より:

      こんにちは〜大変嬉しいコメントありがとうございます
      結構明るいものが多かったですね。
      カメラ3台も使ったのでいまだに全部見られずにいます。
      冬の星座は分かりやすく、しかも今は火星もあって賑やかでたのしいです。

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