SkyWatcherのコンパクトで機能充実な経緯台AZ-GTi。ただ一つの欠点はiPhoneでコントロールすること。
撮影の場合はモニターを見ながら手元で操作でき便利なんですが、観望の場合はいちいちアイピースから目を離してiPhoneの画面でボタンの位置を見て操作しなければなりません。これが本当に不便で何とかしたいと常々思っていました。
この画面がそれで、下の矢印で上下左右に望遠鏡を動かすことができます。 真ん中の数字は動く速度です。
そんな折、ISS友のMさんからWiiのヌンチャクでコントロールできると連絡がありました。
話を聞くと基板を追加してコネクター部分を交換するだけのようです。その基板を作っている方と連絡がついたとのことでした。 ありがたいことに私の分も譲っていただけたようで先日受け取りました。
改造方法もその方が丁寧に公開されていたので、迷うことなく簡単に改造することができました。
夕方からきれいに晴れてきたので、早速試してみました。
AZ-GTiにMEAD ETX105を載せて木星に向けてみました。
トリガーボタンで速度を上げたり下げたりすると「プッ・プッ」と音がし、5段階に調整ができました。 ジョイスティックでアイピースから目を離すことなく視野の中の天体を好きな方向に動きました! これこれ、こうじゃなきゃ! これは本当に素晴らしい!これが欲しかった! ありがとうございました。
ただ一つ、回避方法があるのかもしれませんが、ジョイスティックを動かすと恒星時追尾が止まってしまい、iPhoneで追尾指示をすれば動き出しました。 今日はその後すぐに曇ってしまい、その先の検証ができませんでしたので、続きはまたの機会に。
しかし、これを作ってしまうすごい人がいるものだと思い、やはり天文機材は「ないものは作る!」が基本だなぁと思いました。 私もいろいろなものを自分で作ったり、お願いして作ってもらったりしながら楽しんでいます。
コメント
こんにちわ。
うわぁ、こんな事できるんですね!
私も、スマホ操作はやり辛いくて、おまけにスマホ画面の照明が気になってました。
自作できる方は天才ですよ!
やまちんさん、こんにちは~
観望中にスマホの画面を見ると確実に暗順応がリセットされてしまいますよね。
結局それが原因で私はAZ-GTiを使うことを諦めました。
やはり昔ながらの赤道儀や経緯台が使いやすく感じてしまいます。