瑞浪の化石

その他
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6月23日 ISS太陽面通過を狙って岐阜県瑞浪へ遠征しました。
この時最適な観測場所を探していた時に瑞浪の市民公園と決定しました。
衛星写真やストリートビューを見ていて、このあたり化石や昆虫を探してよく歩いたなぁ~と古い記憶がふつふつと蘇ってきました。それは50数年前の小学校6年生から中学1年生にかけての記憶です。
以前に記事にした「岐阜のピラミッド」も小学生がリュックにハンマーとタガネを入れて電車とバスを乗り継いで同じころに行っていました。

岐阜のピラミッド
中国の宇宙ステーションの太陽面通過で大垣まで行ったのでそのまま帰るにはもったいない!「そうだ金生山へ行ってこよう!!」金生山は山全体が石灰岩の採石場となっていてどんどん山が削られています。私が初めて行ったのは約50年前の小学6年のころだった…

この時は中国の宇宙ステーションの太陽面通過のついでで行ったんだ!
そしてここで採れる化石は5億年まえのウミユリやフズリナでした。

そんな50数年前、瑞浪にもリュックを背負って、当時の親友と2人で中央線に乗って来ていました。
当時は中央道はなく、当然瑞浪インターもありませんでした。
ただ化石山があるだけで、勝手に山の中腹あたりでタガネを打ち込み、山を削っていました。1度はサザエくらいの大きさの巻貝「ビカリヤ」が割った岩からボロッと出てきて、斜面をコロコロ転がって見失ってしまったことがありました。悔しかったなぁ~。

まずはこの時に私が削っていた山が今どうなっているのか探してみたかったのです。

この市民公園には化石博物館をはじめ、体育館、競技場、野球場、テニスコート、弓道場、美術館、陶磁資料館、サイエンスワールドなどの施設ができ、すっかり景色が変わってしまっています。

サイエンスワールド
美術館

Taizo少年がリュックを背負ってきていたころにはこれらの施設は何もなく、ポツンと禿げた化石山があっただけだった記憶です。
しかし、このあたりを歩いてみるとこれか?と思われるところがありました。

こんな地層が見えていた気がする! この上の方か?

たぶんこれですね! よく見ると貝の化石が見えています。

そうか、50数年前に私Taizo少年はこの山の中腹あたりを一生懸命に削っていたのでした~。
そして化石がたくさん採れると重くて持ち帰れず、茂みに隠し、次の日曜日に自転車の荷台に積めるようにして往復100㎞の道のりを何時間もかけてとりに来たことがありました。

またある時にはJR中央線瑞浪駅から化石山を通り越して「正馬様トンネル」まで歩いたことがありました。

「正馬様トンネル」という名前は今になって知ったわけですが、50数年前には先に紹介した「化石の地下壕」などは公開されていなかったと思いますが、あちこちの地下壕は入り口が塞いでありました。
そんな中、偶然見つけた「正馬様トンネル」は山を掘り抜いたままで、先の地下壕のように天井にたくさんの化石が見えていました。 
足元の砂にはウスバカゲロウの幼虫「アリジゴク」のすり鉢状の巣がたくさんあり、この時初めてアリジゴクを見ました。この巣にありを捕まえて落とすとアリジゴクのクワガタのような顎が見えてきます。それで挟まれたアリは砂の中に引きずり込まれ、一巻の終わりでした。


というわけでこの「正馬様トンネル」を探しに行きます。
この50数年覚えていたのは「月吉」という地名だけで、グーグルマップを頼りに行ってみます。

この先に違いない!

細い山道でとてもUターンできないような道です。
本当にTaizo少年と友人はこんな道を歩いて山に入っていったのだろうか?

あった!! このトンネルだ!!

トンネルの入り口にはこんな看板が立っていた。
なんとなく記憶にあるのは「動燃なんとか反対!」の看板を当時見た気がする。少年の私は「動燃」ってなんだ?と思ったけど何かヤバいものって感覚があった気もします。
そして今また「超深地層研究所」かいな!
このトンネルの先に何がある?

トンネルを抜けると3・4軒のプレハブ小屋のようなものがあるだけで、人の気配は全くない。
これら看板があり、ここから先には進めませんでした。

車を停めてトンネルの内部を見に行ってきます。

天井には崩れてこないようにシートが貼ってあり、昔のように天井の化石は見えませんでした。また足元にもアリジゴクはいませんでした。

そしてトンネルを抜けた先の湿地帯です。
たぶんここだと思うのですが、ここに小川が流れていてタガメ・タイコウチ・ミズカマキリ・ゲンゴロウなどの図鑑でしか見たことのない、夢のような水棲昆虫がたくさんいました。
化石よりアリジゴクやタガメなどを袋に入れて持って帰った気がします。
この水棲昆虫のパラダイスを発見をしてからは、Taizo少年と友人は大きなザルとプラケースを持ってJR中央線に乗り、ここまで何度も来ていた記憶でした。
ザルで水辺の草の茂ったところをガサガサガサっとすくうとたくさんのタガメなどは入ってきました。
そんな記憶が一気に戻ってきました。
今でも奴らは生き残っているのだろうか?ザルでガサガサを試してみたくなりました。

いや~楽しい!このトンネルがそのまま残っていてよかった!!

自宅に帰って機材を片付け、なんだかだるいなぁ~と思って熱を計ると38度、おやおやどうした!年寄のTaizo!!
熱が出るなんてコロナ以来だぞ。

でも子供のころの記憶をたどる楽しい1日でした。


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