小惑星(152637)1997 NC1

太陽系
スポンサーリンク

6月26日のYahoo!ニュースにこんな小惑星が接近中との記事が出ていました。

しかし大きさを「エッフェル塔の5倍」と表現するのはいかがなものかと思いますが~(笑)
新潟のW師も事前にかなり正確な通過位置をFBで公開されていました。それによると地球に最接近となる27日20時へびつかい座の球状星団M14のすぐ北側を通過していくとのことでした。
こんな目印があると非常にありがたいのですが、お天気はちょうど27日に2つの台風が通過していく予報で生憎の雨でした。
天気予報にも晴れる予報はなかったので諦めてはいました。
2つの台風のうち、台風8号が午前中に通過し、午後15時頃には台風7号も通過し、雨が小降りになってきました。
そして日没と同時に雨は上がり、東の空に月が見えてきました。
久しぶりに月を眺めようとZERO経緯台にSV-BONY102EDを載せて眺めてみました。

iPhone手持ちコリメートで見た証拠に1枚

ちょうど私の好きなアリスタルコスが見えていました~と思っているとあっという間にベタ曇りになってしまいました。 仕方なく撤収です。

21時半頃になると再び月が見え始めましたが、雲がどんどん流れてくるので望遠鏡を出すまではないなと判断し、SeeStar S30をルーフバルコニーに出して球状星団M14を導入してみました。

M14がピッタリ真ん中に入り、満月に近いほどの月があるにもかかわらず暗い星まで写っています。
どこだ? この画角には入っていないか?
目的の小惑星はM14の左下まで来ているはずだが、どの程度移動しているのかがしっかりわからない。
線を引く光を探すしかない。
すこしずらして4分露光。

21時35分

いた! これか? キズのように伸びた星が写っていました。
4分でこれくらいであれば、雲が来たりするので2分露光にして移動量・移動方向を確認します。

21時53分
21時56分
21時58分
22時01分
22時04分

この5枚を比較明合成すればこの10分の動きがはっきりわかります。

くらい衛星が通過しているようですが、これは小惑星(152637)1997 NC1で間違いないでしょう。

この後、とりあえずは記録はできたので、ぜひ見ておかなければ~と望遠鏡を準備し始めたところで雲が出てきてしまい、見ることはできませんでした。

この小惑星の情報を少し書いておきます。
(152637) 1997 NC1
1997年に発見されたアテン群に分類される地球近傍小惑星です。
直径は750mから 1,650mと推定され、254万㎞のところを約10等級の明るさで通過しました。
ちょいちょい地球に近付いているようで、約4年ごとに3度地球へ接近した後に20年程度経ってから再び約4年ごとに3度接近するという状態を繰り返しているそうです。
今回のような近さになるのは2133年6月28日で約254万kmとのことです。

私が見た中で印象に残っているのは2013年に地球に2万7700㎞まで近付いた 小惑星「2012 DA14」です。
この小惑星が最接近する直前にロシア・チェリャビンスクに隕石が落下し、衝撃波で学校のガラスが割れたりと大騒ぎになりました。
まさにアニメ映画「君の名は」のような出来事で、私はこの小惑星「2012 DA14」のかけらと思っていました。
そしてこの小惑星「2012 DA14」も最接近時にしし座の銀河M65・M66のすぐ横を通過する予報でしたので、ホームの旭高原元気村で40㎝ドブソニアンで待ち構えて無事に見ることができました。
静止衛星軌道よりも近いところを通過したので、本当に早く移動する小惑星でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました