ISSを追う 12月5日

人工衛星
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12月5日17時15分頃に北西の空で見合始めたISS国際宇宙ステーションが南西の空で仰角68度・距離453kmの比較的好条件で通過する予報がありました。

この通過はこと座のベガをかすめて土星のすぐ上を通過していくことがわかります。ということはどこかそれほど遠くないところで土星面通過になる場所がありそうです。
ISS通過アプリでその場所を探すとこのような結果が出ました。

石川県の金沢と加賀の間くらいから静岡県の焼津を結ぶライン上でISSが土星と重なります。 私の自宅から近いところでは中津川あたりから治部坂峠あたりになりました。このラインの幅は100m程度なので毎回このライン上で駐車ができて機材が展開できる場所を探し出すのが至難の業となります。
中津川あたりでは以前に使ったことがある鉱物博物館近くの道路わき、治部坂峠あたりでは国道156号線沿いの駐車帯がありました。中津川方面の方が1時間で行くことができるので行くとすればこちらだなと決めていました。
しかしちょうどこの日から寒気が入り始め北西風が強く寒くなってきました。それに伴って山沿いでは曇る可能性が高くなり、また前日に確認したところ通過20分前の17時に土星を見つけることが快晴でもかなり難しく、難しいかな~と判断して今回は断念しました。

というわけで今回も自宅で狂拡大です。
機材はミューロン180にZWO ASI290MCと前回と全く同じです。違うのは前回ISSが見え始めた時に「少し暗いかも~」と思って直前にゲインを280に上げたために露出オーバーになり失敗したため、今回は何があってもゲイン230をキープ! シャッターは1/1000秒。
幸い月があるので月でピントを合わせます。しかしピントの山がわからないほどシーイングが悪い!
クレーターがグニャグニャしてるがエイヤーでOKとしてISSを待ちます。
しかし風が冷たく手袋が必要なほどですが、月と金星が並んで美しい夕暮れです。
低空に雲が少しあるだけでISSを追うには絶好に天気!ただシーイングは悪いですが~。

さあ17時15分、ISSが北西の低空で見え始めました。 ゆっくり高度があがってきて30度くらいになったところで録画ボタンを押し、望遠鏡のファインダーを覗いてISSを追跡開始!
ほどなくしてファインダーの視野内にベガが飛び込んできました。やはりベガのすぐ横を通過しました。

これは写っていたフレームから2300枚を切り出して少し明るく、少しシャープをかけて50FPSで動画にしました。
動画の中から良さそうなフレームを並べてみました。

無事にISSの通過を見送ったのちは細い月と金星でもゆっくり眺めよう~と思っていたらいつの間にか北から雲が流れてきて月も金星も見えなくなってしまいました。
残念ですが寒いし、シーイングも悪いので撤収!!

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