2019年5月にホームの旭高原元気村で展望台見たのがStarlinkの初号機というべきものかと思いますが、北東の空にひょろひょろと光る糸くずのように見えていて、双眼鏡で見た時の「まさに銀河鉄道そのもの」の衝撃は今でもしっかり記憶の中にあります。 それから何機が打ち上げられ、何回見たのかもわからなくなってきましたが、11月26日打ち上げから4日経過したStarLink 6G-29が天頂付近を通過する予報がHEAVENS ABOVEにありました。
予報では約2等級でアルタイルをかすめて通過していきます。
名古屋の北極星がやっと見える空ではもしかすると肉眼では見えない可能性があるかもしれないので、カメラを2台アルタイルに向けておきます。
1台は2秒露光で連写し、もう1台は動画で撮影します。
まずは少し長いですが動画をどうぞ。実際のスピードです。
真ん中の星がわし座のアルタイル(彦星)です。どんどん下から上がってきて、通過していく軌道が少しずつ右に移動しています。 打ち上げ直後は数珠繋ぎだったのが4日も経過するとこんなにもバラけています。
2秒露光の写真はどうでしょう。
先頭がアルタイルに向かって上がってきます。真ん中にある白い点がアルタイルです。
どんどんアルタイル付近を通過していきます。
まだアルタイルの左側を通過しています。
アルタイルの右側を通過していくようになりました。
しんがりが通過しておしまい~。
これらの写真を動画にしてみました。なにやら地上からアルタイルに向けて発射しているかのように見えますね。
これらの写真を比較明合成してみました。
こうすると星もはっきり見えてきて、上の方でStarlinkが地球の影に入って見えなくなっていくのもわかります。そしてこれこそがStarlinkは光害そのもののような写真になってしまいます。
今回のStarlink 6G-29はかなり明るく見えました。そして双眼鏡で見ると青く輝いていました。これは太陽光の反射を低減するコーティングがされているようですが、日没後や日の出前にフレアを起こさず目立たないようになることを願いたいです。
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