2023年11月18日、日進市在住の御大K氏の援助要請で3回目の日進市市民会館で観望会を行いました。
事前にたくさんの申し込みがあり、抽選で当選された30組の方々に我々「気ままに星空観望仲間」のメンバー5人で月・土星・木星を見ていただく予定です。メンバーは66㎝ドブソニアンの使い手Hさんをはじめ観望の達人たちですが、皆さんそれなりの覗きやすい小型の望遠鏡で案内する予定です。
私はロスマンディG11とTOA130で最高の惑星を見ていただこうと張り切っていました。
当日は強烈な冬型の気圧配置になり、午前中は晴れ間もなく北西の風が強く時折雨が降る天気でした。午後になって晴と雨が交互にくるようになってきて少し希望が持てました。あとは運次第です。
家を出る直前にまた雨が降ってきて濃いダブルの虹が出ていました。
日進市市民会館へ到着すると文化祭が行われていていろいろな催しが行われていました。
正面玄関を入ったところでプロジェクターで投影しながら今日の星空や見どころを解説します。
18時半の開会まで天体などの動画を流しておきます。集まってこられた皆さんが結構興味深げにご覧になっていました。
我々は小雨が降る中で望遠鏡を準備して、望遠鏡カバーを掛けておきます。
そして万一晴れなかった時のために地上の星(土星と月)を準備しておきます。
これを50mほど離れたところからフィールドスコープで覗いてもらいます。
土星と月は前方の時計台の中にあって、フィールドスコープは市民会館の玄関から伸びる通路の屋根の下に御大K氏が2台設置しました。
月を見ると手前の草が木のように見え、満月が昇ってくるかのようで実に素晴らしいです。
実はこの月はルームランプとして売られているもので、よくできています。
土星は中にランタンを入れた箱に私が撮った土星の写真を普通紙に出力して貼っただけのものです。
準備は完了し、いよいよ18時半になり観望会の開始です。まずは天気を気にしながら星空解説を始めます。当初は簡単に10分程度で終わるはずでしたが小雨が降っていてなかなか晴れてこない。
いろいろしゃべって時間を稼いでいると20分くらい経った頃に外からOKのサインがあり、外の望遠鏡へ案内します。上弦前のきれいな月が見えており、その後土星も木星も見えてきました。
私の望遠鏡は土星を導入し、左側に衛星タイタンとレアが見えていますと説明しました。
強風と小雨にプラスして真冬並みの寒さのせいで半数くらいの方々が辞退されたとのことで、それでもいらっしゃった方々はほんとうに星が見たい、望遠鏡が覗きたいと思われた方々のようでかなり熱心に見ておられました。
ああ~申し訳ない日進市在住のKさんの新機材FC100撮り忘れました。
約1時間ほど晴れていて、その間に皆さんが全部の望遠鏡を覗かれたくらいのタイミングで全く星が見えなくなってしまいました。
そしてここからは例の「地上の星」が大活躍です。これがもしかすると実際の星より受けたかもしれない! でもたぶん実際の星を見て余裕があるからこれらおちゃらけを笑ってみることができたのだろうと思います。でも今度はすべての惑星を作ってずらっとならべてみるかなぁ~と思っちゃいました。
今回の「参加証」と「天体望遠鏡のぞきました証明書ポストカード」がご参加いただいた方のおみやげでした。
予定より少し早く20時半に撤収完了となりました。
その後は近くのラーメン屋さんで観望会成功の打ち上げでした。
機材準備から開会時に小雨が降っていて絶望的な空模様でしたが、雲の動きが非常に早かったのが幸いしました。
今回も晴れたし、ご参加いただいた方々のうれしそうな顔が見られて本当に良かったです。
ご準備いただきました市民会館の皆さんやご関係の皆さんに感謝です。
いや~楽しかった~!!
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