レモン彗星(C/2023 H2)

彗星
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11月11日ポッキーの日ですが、新月期なので開田高原へ遠征予定をしていました。ところが雨が上がって冬型の気圧配置で山間部の天気予報が芳しくありません。
そんな中レモン彗星が7等級程度との情報がありました。ちょうど近地点通過でもありホームの元気村へ見に行く頃にしました。「気ままに星空観望仲間」のグループラインに出撃予告をすると私を含めて6名のメンバーが集まりそうです。

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私の機材は眼視用でNinja320と写真用にR200SSとEM100赤道儀と真冬用の防寒装備を持っていきます。

15時に出発し、モミジ祭りをやっていて渋滞するであろう香嵐渓を避けるべきかどうか悩みながら走っていきます。グリーンロードを走っている限り車が多そうな気がしないので、いつも通りの国道153号を走っていきます。ところが香嵐渓手前3㎞で渋滞にはまってしまいました。
その渋滞も20分ほどで抜け、元気村へ入る山道は紅葉が進んでいます。

観望場所に到着するとすでに御大W氏が到着されていて、なにやら新兵器を導入されワクワクで早く来たのだとか。

機材の準備をして星が見えてくるのを待つ中で、晴れたかと思えば雲がやってくる、そしてまた晴れる目まぐるしい天気です。
夏の大三角が見えてきたところでNinja320でわし座の右の翼の先の星あたりをナグラータイプ4・22㎜で探すとすぐにボヤっとした塊が視野に飛び込んできました「これか~大きいな!」。
位置を確認してR200SSでも導入して写真を撮ります。

さすが近地点通過だけあって動きが早い。カメラのモニターで見ているだけでも1分で位置が変わっているのがわかる。

こんなにも動いていました。
そうこうしていると御大W氏が明るいうちに会っていたという名古屋の名門旭丘高校の天文部の顧問の先生と生徒2名がやってきました。なんでも来月の新月期に合宿をする下見なのだとか。我々の望遠鏡を覗いてもらって楽しんでいただきました。
今回の我々が展開していた機材はHさんの66㎝ドブソニアン、M57やM42が色付きで見えます。

御大W氏のNinja400と12㎝RFTその架台がノースマウントで新規導入機材だ!

Iさんの45㎝ドブソニアン

H先生のFC-76双眼望遠鏡

そして私のNinja320とR200SS

しまった御大K氏の機材を撮り忘れました。K氏は今週土曜日の観望会の曇り対策グッズのテストもかねて来られていました。

何度も曇るのでそのたびに「お茶会」が始まるのもいつものこと。ここでの情報交換なども楽しいひとときで、元気村に集まる理由の一つでもあります。目的のレモン彗星を見て記録も撮ったのでもう余裕です。

この後御大K氏が「明日朝早いので雲を連れて帰ります~」と。
実は帰られた後、濃い霧がやってきて一気にスーパーウエットになってしまい、レンズ類がくもってしまいました~「何が雲を連れて~だ!」(笑)

その霧も15分ほど消え、次の晴れ間にhχ二重星団を眺めて「おお~タコがいる~!!」

M35を眺めてNGC2158が見える!

そして谷村新司を思いながら「すばる」

そしてオリオンが昇ってきたところでほぼベタ曇りになってしまいました。

晴れてくる気がしないので、夜半過ぎに撤収となりました。
そして山を下ったところで湧水をからになった水筒に入れて帰ります。

開田高原の最高の空のもとへの遠征はできませんでしたが、十分楽しめました。

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