木・土・天・海

土星
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今週はずっと安定した晴れの日が続いており、SNSをながめていても素晴らしい木星や土星の画像が上がっています。「気ままに星空観望仲間」のライングループの中でも「今日はシーイングイが落ち着いて良く見えるよ」とか「大赤斑が正面で見なきゃ損」などの書き込みがあり、Windyで上空1万メートルの気流を見てもまあまあ良さそうとくれば必然的にちょっと見てみようという気にさせられます。
室内外の気温差がかなり大きくなってきているため、帰宅後着替えや手洗いよりも先に鏡筒を外に出してファンを回しておきます。

土星

主鏡裏に張り付けてあるセンサーと外気温の差が1度以下になるのを待って、南中を過ぎた土星に向けてきます。

10月31の土星です。アイピースを覗いてみると安定して貼りついたようによく見えるときと、細かく揺れるときがあるようです。

写真に撮ってみると、まあまあいい感じです。

この時の衛星の位置です。ミマスは土星面上にあったようで見えていません。

11月1日の土星です。

昨日同様の見え方で大差はありません。

4つの衛星が土星の付近に見えています。ミマスは残念ながらこの日も土星面上にありました。

海王星

土星のすぐ東側にいる海王星です。表面の模様が見えるわけでもなくあまり望遠鏡を向けることはありませんが、青く美しい円円盤状に見えます。
10月31日の海王星です。

こちらは海王星とその衛星トリトンです。海王星は露光オーバーでかなり肥大しています。

木星

21時半を過ぎるとマンションの上の階の影から木星が顔を出します。建物の壁面に近いせいか木星はイマイチよく見えません。透明の空気の塊が通過していくのがわかるほど大きくボケます。

10月31日は衛星エウロパが木星面を通過していましたが、このあたりが精一杯でした。

11月3日に「衝」を迎えますので、衛星エウロパ本体と影がすぐ近くに見えています。
木星の第5衛星「アマルテア」が木星から一番離れた位置にあったので狙ってみました。
気流が悪くピント位置が決まらないままですが、シャッタースピードをゲインを上げていくとアマルテアがチラッとたまにモニター上に見えました。

これだけ気流が悪い中でよく出てきたものです。

11月1日の木星は正面に大赤斑があって木星らしい姿です。

昨日同様にやはりピント位置が決まらないほどの木星でした。昼間と夜の気温差が大きいのと直射日光でしっかり暖められた壁面の熱によるものなのかなんとももどかしい木星です。南中を超えると良く見えるのか試してみないと!

天王星

木星の後に見えてくるのは海王星ほど青くはなく、やや黄色っぽさがある天王星です。

天王星には大きな衛星が5つあり私の望遠鏡でも捉えることができます。

5つの衛星の中では一番暗く、一番内側を回っている「ミランダ」がユラユラの気流の中では残念ながら出てきませんでした。
実は30分間隔で写真を撮って衛星の動きを見てみたいと思っています。
天王星は自転軸が横倒しになっていて、それに伴い衛星の軌道面がこちら向きになっているため天王星を中心に衛星がその周りをまわっているのが見えてくるはずです。
それは条件の揃ったまたの機会に~。

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