再び C/2023 P1 西村彗星 (2023.9.10.)

彗星
スポンサーリンク

SNSを見ていると素晴らしく尾を引いた西村彗星がたくさん出てきていました。立派な彗星らしい姿になっているようで8月25日以来の再度挑戦です。
暗い空で見ておかなければいけないと思いつつもさすがに2晩続けての半徹夜はキツイ! 自宅マンションの階段で見ることにしました。
位置を調べると9月10日朝4時半で高度約8度とこれまたかなり厳しい!

低空まで晴れていてしし座のアルギエバが見えれば見つけられそうです。
ポラリエと150㎜のレンズを付けたEOS80Dを準備して3時に目覚ましを掛けて一旦寝ることに。

3時の目覚ましが鳴る前に目が覚めて、起きてベランダに出てみると晴れていて低空のシリウスが見えている。「これなら彗星は何とかなるかも」と思い、4時まで1時間以上もあるので昨晩から外に出してあるC11で木星を見ています。大赤斑もなく、衛星の影が木星面にあるわけでもなく少し寂しい木星ですが良く見えているので写真を撮っておきます。

これならガリレオ衛星の模様もいけるかも~と狙ってみます。

大きさの差はわかりますが、模様までは厳しい!!
次回気流の良い日にもう一度拡大率を上げて再度挑戦です。

ちょっとまだ低いですが今シーズン初のシリウスBを見てみようと望遠鏡を向けてみます。
アイピースを覗くとあっさりと見えていました。(左上のポチっと小さな星)

よ~し!そろそろ階段へポラリエを持って移動しよう。

マンションの5階と6階の間の踊り場に出てみると月と金星が煌々と輝いていて、低空に少し雲がある程度。ポラリエの極軸望遠鏡を覗いて北極星を導入しセット完了。
6倍30㎜の双眼鏡でしし座のアルギエバを探します、が、見つからない。
カメラに30㎜のレンズを付けてISO3200で2秒露光で撮ってみると、ありゃりゃ~低空は白く飛んでしまうほど明るい! ISO1600 1秒で撮ってみるとアルギエバが写った! これで位置がわかったのでレンズを150㎜にしてその位置へ向けるとライブビューの画面で見え、ピント合わせができた。
この時すでに4時半、どんどん明るくなってくる。

4時45分

位置さえわかれば双眼鏡でもアルギエバとその上のアダフェラは見つけることができたが、彗星は見えない。もはや80㎜の双眼鏡を引っ張り出してくる時間の余裕はなさそうだ~残念。
見ることはできなかったが記録することはできたので良しとしよう。
なんとか尾を出そうとごちゃごちゃ努力した結果がこちらです。どうですか?エメラルドグリーンの彗星から左上に向かってシュッと伸びた尾がみえますか?

このC/2023 P1 西村彗星はどんどん高度を下げて、今週末には夕方の西の空にもう少し明るくなって見えてくるはずです。

9月15日 18時半の高度は3度と超高難度! 17日でも同じくらいでほとんど差がありません。
このステラナビゲーターの予報では3.7等級ですが、彗星は突然化けることもあり明るくなればもう少し早い時間に、もう少し高い位置で見つけることができるかもしれません。
その後は急激に暗くなるとのことらしいので、この週末が見ることができるラストチャンスかもしれませんね。


コメント

タイトルとURLをコピーしました