シリウスB

星空
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4月4日、あすから天気が崩れる予報なので今晩あたりは気流が良いはず~と帰宅後望遠鏡を準備して夕食を食べている間ファンを回して順応を待ちます。
夕食を終えた19時半に望遠鏡の温度計を確認すると外気17.6度・鏡筒内19.1度と温度差1.5度、そのままファンを回したまま天頂を過ぎた火星を見ると小さいながらも大シルチスが見えるような気がする。気流もまあまあ良さそう!

火星くるくるを見ると確かに大シルチスが正面あたりにある! 早速撮影準備をします。
19時50分の火星がこちらです。

6.3秒角と小さくなってしまいましたが、立派な火星らしく見えています。
20時かなり高度が低くなってしまいましたが金星も撮っておきます。

金星は赤外線・紫外線で撮っておきたかったのですが、すでに高度が低すぎ諦めました。

20時40分シリウスも西にかなり傾いてきましたが、見てみると伴星シリウスBがしっかり見えていました。その時の動画から。

左斜め上にポチっと小さく、しかしはっきり見えています。 おそらく今シーズン見た中では一番はっきり見えていたと思います。もうちょい早い時間に見ていたらもっとよかったのかも~。

これだけ良く見えるのであれば~ひょっとしてプロキオンBもなんとかなるかも~と欲を出してみたものの全く無理でした。

全く影も形もなく、惨敗でした~。
満月前の明るい月があるし、2等星が見えないほど霞んだ空ですが、惑星状星雲ならどうだろう?とNGC2392エスキモー星雲をプロキオンでアライメントして自動導入してみました。


うほほ~!PCの画面にエスキモーの鼻が光った顔とフードのけばけばがかすかに見えてきました。
これは私が普段惑星を撮影しているままのセレストロンC11に2倍バローを入れ、カメラはZWO ASI290MCを使って撮っています。実は初めてCBPフィルターなるものを使って見ました。シャッタースピードは4秒、ゲイン547(91%)です。100フレームから30枚をコンポジットしてみました。 
こうやって眺めてみるとまわりの淡い部分まで入れると木星くらいの大きさなのがわかります。
空の良いところで40㎝ドブで300倍くらいで眺めるとちょうどこんな感じに見えます。

21時半、最後に天頂付近の月を眺めると私の好きなアリスタルコスクレーターがひときわ明るく輝いていました。せっかくなのでカメラを画角の広いASI174MMに替えて1枚。

左下の明るいクレーターがアリスタルコス、その下にあるのがシュレーター谷。右上の光条が素晴らしいクレーターはケプラーです。

平日は翌日に影響しないようこのあたりでおしまいにしましょう。

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