2022年今年は1月早々に金星が内合になり、その様子を追いかけていました。
太陽に近く非常に危険でいかに太陽光を遮るかの工夫を凝らすのが楽しかったし、青空の中で細くて真珠色に輝く金星は本当に美しい眺めでした。
ついでに昼間の水星もきれいに見えていました。
そして木星では初めて4つのガリレオ衛星以外の第5衛星アマルテアの撮影に成功しました。
これはうれしい成果でした。
木星の今シーズンベストがこちらです。
ちなみにこちらが昨年のシーズンベストの木星です。去年はこのレベルのものがいくつかあり、シーイングが良かったのがよくわかりました。今年のシーズンベストは「なし」でも良いかと思うほどでした(笑)
大赤斑の位置が同じような感じですが、1年でかなり模様が変化しているのがわかります。
土星は今年はよく頑張っています。
こちらは昨年のシーズンベストです。
昨年に比べて今年の土星は輪の開きが狭くなっています。
そして中接近の火星のシーズンベストはこちらです。
2年前の接近と比べると距離も遠く小さいので比較はできませんが、もう少し何とかしたかったと思えてしまいます。
しかし中接近でも衛星「フォボス」と「ダイモス」を捉えることができたのは成果でした。
そして11月8日の皆既月食です。
そしてこの時の皆既中に起こった天王星食がなんといっても今年最大の天文現象だったと思います。
雲にかかることなく天王星の潜入・出現もバッチリ見ることができたことが2022年最大の成果でした。
ISS国際宇宙ステーションに関してはなんといってもこれ!
木星面通過で天文ガイド努力賞をいただきました。
そしてこちらもなかなか素晴らしい~ISS火星面通過。
もちろん月面通過もありました。
毎回ながらISSを待つドキドキ感が何とも言えず、癖になります。
そして好条件のパスの時にはいつもながらの狂拡大でISSの細部を捕えます。
きっと来年も追いかけていることでしょう!
そして最後は12月のふたご座流星群。
この日に見た最大の火球が動画の画角の中を通過したのがラッキーでした。
この火球のワイドレンズの写真がこちらです。
これはふたご座流星群ではありませんでしたが、流れ始めから流星痕になり消えていくまでが記録できました。 これも初めての経験でした。
他にもいろいろ楽しんでいましたが、その一部の記憶に残っているものを紹介させていただきました。
ただ夏の惑星シーズンに晴れる日が少なく、晴れても気流の悪い日ばかりだったのが悔やまれます。
昨年もネオワイズ彗星が一番美しく見えている間に一度も晴れなかったのを思い出しました。
コロナ禍で遠征も減り楽しいことはないかと始めたブログですが、早いもので2年4か月が過ぎました。
これまでお付き合いいただきました皆様には心から感謝申し上げます。
来年も同じようなネタになるのではないかと思いますが、少しでも皆様のお役に立てる情報を提供できるように頑張ります。
来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
2022年 年末 Taizo
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