2日ほど前に木星について近赤外線・メタンバンドなどの見え方を紹介しましたので、土星についても少しだけまとめておきます。
私が惑星を撮影・観望するときの接眼部にはこれだけの機材がぶら下がります。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/0BF40DC9-2625-471A-8AE1-81D1A2AC1926-1024x768.jpeg)
2倍バローの後ろにADC、その後ろにフリップミラー、直視側にカラーの場合はそのままカメラを差し込み、モノクロの場合はフィルターホイールを差し込んでその後ろに290MMを取り付けます。この場合はかなりの重さと長さが望遠鏡の接眼部にかかってきますが、昨年交換したムーンライトフォーカサーは問題なく動いてくれています。 こんな感じです。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/IMG_2211-768x1024.jpg)
そしてフィルターホイールの中はこんな感じです。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/97EFD4E9-F04D-4052-908B-187698061505-1024x768.jpeg)
ほぼ使うことはないですが~スーパーネビュラも入れてあります。QBPとかの方が良いのかもしれませんね。
さて、肝心の土星ですがまずは可視光のカラーです。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/New1-4.jpg)
可視光のモノクロです。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/2022-10-20-1104_9-U-L-Sat_lapl5_ap9.jpg)
赤外線IR-850 ザラザラですがキレは良いので、もっとフレーム数が欲しいところです。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/2022-10-20-1111_4-U-IR-Sat_lapl5_ap9.jpg)
そして最後にメタンバンド CH-4です。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/2022-10-20-1120_0-U-CH4-Sat_lapl5_ap9-e1669256851760.jpg)
木星の衛星と同じように大気の影響のない輪は白く光って、本体の雲には濃淡で高さの差が見えます。
今シーズンの土星はほぼ終わってしまいましたので、このあたりを踏まえて来シーズンしっかり楽しみたいなぁ~と思います。
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