昨晩は20時頃に大赤斑が正面で「これぞ木星!」という顔を見せてくれました。
天気が崩れてくる前で気流も良さそうなので、ちょっと頑張ります。
可視光カラー
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/Jup_2022.11.21..jpg)
大赤斑の左やや上に衛星イオが黄色っぽく見えています。 もう少し時間が経過するとイオの影が木星面に落ちてくるでしょう。
全く雲が来るような気配もないので~ゆっくりカメラをモノクロに替えて遊んでみます。
近赤外線 Astronomik Pro-Planet742
まずは、近赤外フィルター Astronomik Pro-Pkanet742です。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/8AA7296A-B2F6-4225-ABAE-385EEBBC6555-1024x768.jpeg)
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/Jup_202316_21Nov22_lapl5_ap13.jpg)
衛星イオが白く光って見え、木星もかなり雰囲気が変わります。
メタンバンド ZWO CH4
続いてメタンの雲の様子がわかるというメタンバンドフィルターで撮ってみます。
暗い部分は低く、明るい部分は高い雲ということらしいです。
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![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/Jup_203017_21Nov22_lapl5_ap8.jpg)
大赤斑が白っぽいのは高い位置まで盛り上がった大きな渦だということらしいです。
衛星イオは木星大気の影響を受けないため白く光って見えています。
紫外線 Optlong Venus-U
このフィルターは金星の雲を撮るために買ったものですが、紫外線を透過するので使ってみました。
本来紫外線はADCやバローレンズの光学ガラスによって吸収されてしまうので、溶融石英を使った光学系を使うのが良いそうです。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/E4378564-39EE-48EA-9D0F-ED7E051FF506-1024x768.jpeg)
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/New1-3.jpg)
次回は補正板のないミューロンに石英のバローを組み合わせて試してみます。写り方が違ってくるのかもしれません。
近赤外線 ZWO IR850
742よりもう少し赤外域に寄ったIR850での写り方です。
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/1D4F21F4-8899-4AD3-970B-938E5F2BC688-1024x768.jpeg)
![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/Jup_204141_21Nov22_lapl5_ap11.jpg)
742と比較するとイオの光が目立たなくなり、木星面の模様がよりはっきりしてきたように見えます。
ただこの日は時間によってかなりシーイングに差があったので何とも言えませんが、今後赤外線フィルターがシーイングにどの程度効果があるのか~もう少し試してみる価値はありそうです。
可視光 モノクロ
UV/IRcutフィルターはカメラに付けっ放しがいいかなぁ~と思ってカメラの数だけありますが、メーカーによる差はあるもんなんでしょうかね? AstronomikにはL1・L2・L3とありますが、つい安いものを買ってしまっています。
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![](https://taizo.space/wp-content/uploads/2022/11/Jup_204651_21Nov22_lapl5_ap11.jpg)
そろそろ左端にイオの影が見えてきたので、1分間隔で撮影して木星の自転を動画で見てみましょう。
20:58から23:08までの66コマを6コマ/秒で動画にしてみました。
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