13日の気流が比較的よかったので14日の日没後も望遠鏡を準備して順応を待ちました。
そして期待して土星に向けるとユラユラボケボケでピンと位置すらわからないほど。木星に向けても同じで全く詳細が見えてきません。諦めてiPhone手持ちコリメートで木星の動画を撮っておしまい。
天気が崩れる前の明日の晩に期待して早く寝ます。
15日の土星
15日も朝から良い天気で期待ができそうです。
日没後に望遠鏡の順応を待ち、早速土星に向けてみます。
まあまあ良いですね~木星に期待です。
木星
期待を込めて木星に向けてみます。
おお~なかなか落ち着いてよい感じです。
そうであれば再び1分間隔で3000フレームを60回セットして、もう一つの赤道儀SP-DXにFC-50を載せて5cmチャレンジ!
50㎜ F8 焦点距離400㎜に3倍バローを入れて、ZWO ASI290MCで撮っています。
5㎝でも気流の状態が良いとそこそこ写り、このチャレンジも結構楽しめます。
と遊んでいるうちに60回の撮影がおわり、それをつないで木星の自転を動画にしてみます。
本当はもう60回ほど追加したかったんですが、南中を過ぎカメラが荷物台にぶつかってしまいそうなのでここで止めました。
大赤斑が正面と正面過ぎの木星。
火星
今年の火星は緯度が高く南中近くにならないとマンション上階のベランダから出てきません。この日は2時過ぎに見えてきました。
キンメリア人の海から右上に向かって黒っぽく飛び出しているのがキンメリアの雫、通称「メデューサの涙」です。あの髪の毛が蛇で睨まれると石になってしまうと言われる恐ろしい魔女のメデューサです。その涙はめったにお目に掛かれるものではなく、貴重なものなのかもしれませんね。写真には写りますが、なかなか見えません。
リゲルB・シリウスB
この時すでに3時を過ぎていて、オリオンが高い位置に見えています。最後にリゲルとシリウスを見て本日の予定は終了。まずはリゲルとリゲルBの動画です。
リゲルBは比較的小口径でも見えると思います。
続いてシリウスとシリウスBの動画です。
いかがでしょう~シリウスBは極めて明るく輝くシリウスAに近いため非常に見辛いですが、ここ数年は離角がかなりあるので見えるチャンスです。気流の良い日にぜひ眺めてください。
そして見えても見えなくてもぜひこちらの「シリウスBチャレンジ」へ報告してみましょう。
写真を送るとギャラリーに掲載していただけます。
昨シーズン最後のシリウスBと今シーズン最初のシリウスBとして私の写真を掲載いただきました。
16日日曜日は夕方から曇って雨が降り始める予報でしたが、日が暮れても晴れていて土星も木星も見えていました。しかし気流は良さそうでももう望遠鏡を出す元気がありませんでした。
この雨の後は季節が一気に進み寒くなると天気予報は言っていました。おそらくは気流も極悪非道の真冬並みのぐちゃぐちゃなものになりそうで、しばらく惑星は期待ができないのかな~。
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