極上の天の川を見る!(後編)

遠征
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明るいうちに機材をセットして一段落すると長袖の薄いパーカー1枚ではだんだん寒くなってきます。
フリースのジャケットを着てジーンズの上にオーバーパンツをはき、その上からダウンコートを羽織ります。防寒ブーツを忘れましたが、風もなく朝まで快適でした。
さて久しぶりにドブソニアンの電源をいれますが、コントローラーが反応しない! 結線を確認し再度電源ON、良かった~動いた。SkyWatcherのGOTOドブ発売早々に買ったものでそろそろくたびれてきていますが、まだまだ100倍程度で十分に視野内に入ってくる導入精度を保っています。
春の銀河を眺め、球状星団、惑星状星雲を一通り眺め、やはり40㎝の楽しさを実感しました。
40㎝の接眼部にQHY174を接続してM3を撮ってみました。1秒露光の動画を10倍速にしてあります。

眼視で200倍で見ると粒々の星がもっとキラキラしてそれはそれは美しいです。
続いてM27亜鈴状星雲です。

こちらもM3同様に1秒露光で10倍速です。
どちらも途中で画像が乱れて申し訳ありません、MP4に圧縮した時におかしくなってしまいました。
夜半頃には北から東の空は薄雲から抜け、夏の大三角あたりは天の川がきれいに見えてきました。
EM1赤道儀に載せたBORG71FLでこのM27亜鈴状星雲を撮ってみます。

0.85倍のレデューサーを入れて340㎜では小っさ! スマホ画面でこのブログを見ていただいている方には何じゃこれ?ですね~(笑)
では大きいところで北アメリカ星雲とペリカンはどうでしょう!

おお~!これは画角一杯で良い感じです!
Zさんの6㎝23倍にUHCフィルターで見たのと同じくらいの画角です。
では気を良くして網状星雲もいってみましょう~。

これも画角的にはぴったり!!でももうちょっと露光しないと薄いです。
この網状星雲の左下の方を40㎝ドブソニアンでO3フィルターを入れた32㎜85度のアイピースで56倍で見ると、こんな感じで複雑な網状の構造が見えます。だだ色は見えません。

20年ほど前に「気ままに星空観望仲間」の皆さんに出会う前は網状星雲は写真には写るが見ることはできないと思っていました。それを御大W氏のNinja400で見せてもらったときの衝撃は凄いものでした。

そしてさそり座が西に傾てきたころに南にずっとかかっていた雲も下がっていき、銀河中心方向が見えてきました。この辺りは明るい散光星雲や星団がたくさんあり眺めていると最高に楽しいです。
これはM8干潟星雲とM20三裂星雲です。

これもBORGの画角でぴったりサイズ!
この後、今回の遠征目的の一つでもあるS字状暗黒星雲をドブソニアンで探してみましたが、まだ薄雲があるのか残念ながら全く見ることはできませんでした。なのでこちらもBORGで撮っておきます。
写真中央で「S」が横になっています。

銀河も1つ入れておきましょう、M101おおくま座の回転花火と呼ばれるフェイスオン銀河です。

そうこうしているとほとんど雲がなくなり濃い天の川が南から天頂を通って北の空のカシオペア座あたりまで続いているのが良くわかります。暗くなったころからずっと撮り続けていたタイムラプスで確認してみましょう。

このタイムラプス動画はEOS80Dにサムヤン8㎜対角魚眼で30秒露光をバッテリーが切れるまで撮影を続けていました。バッテリーグリップに2個のバッテリーを入れていますが、28日20時39分から翌29日3時11分まで約6時間半800枚弱を撮影できました。それをつなげて動画にしてあります。
もう30分バッテリーが持てば空が明るくなって金星が出てくるところまで記録できましたと思いますが、木星と火星の接近して昇ってくるところは見えています。

黄色い矢印が土星、黄丸の中が接近した木星と火星です。
記録としてBORGで撮っておきましょう。明るい方が木星ですが、その両側にガリレオ衛星が見えています。


実は欲張りなもので、土星・木星・火星・金星の惑星も40㎝で撮ってみようと惑星カメラとPCは持ってきていましたが、覗いたところあまりにも気流が悪く諦めました。惑星はもう少し高度が上がるようになったら自宅から観望します。
この日は明るい流星もいくつか見られましたが、人工衛星のフレアも多かったです。

流れ星のように見えますが人工衛星のフレアです。
こちらも人工衛星のフレアです。見ているとISSとおなじくらいのスピードで動き、じわぁ~っと明るさが増してきます。そしてピークを過ぎるとじわぁ~っと暗くなって見えなくなります。

こちらはISSです。北北東の空で見え始め、30度くらいのところで地球の影に入っていきました。

暗くなる20時頃から翌朝明るくなる4時くらいまで、今回はお茶会なしのぶっ通しで望遠鏡を覗いたり写真を撮ったりで最高に楽しい一晩でした。
今回のメンバーは5人でしたが、コロナ禍前のように大人数でたくさんの機材を並べてあちこち覗き比べながら、星空の下でお茶会をして雑談を楽しみたいとつくづく実感しました。
撤収が完了した時の気温は9度でした。

コメント

  1. Mikunopolis より:

    お疲れ様&ご苦労様でした。
    さぞかし観望を堪能された事でしょう。
    本州も良いですが、人口がミニマムな四国の星空も、なかなかのものですよぉ〜
    と言ってみる。笑

    こちらは最近、大口径の集光力を楽しむよりも、5センチ程度の双眼鏡で、どこまで見えるかを楽しむ方に力が入るようになりました。
    積載量は有限ですので、こう割り切ってからは車内の空間も広くなり、車中泊が快適になりました。

    あぁ、一週間後には灼熱地獄の名古屋かな。

    • Taizo Taizo より:

      こんにちは~ありゃありゃまだ四国なんですね!
      おっしゃる通りで引越してからは収納の限界を超えてしまっていることに気が付きました(笑)
      マヂで断捨離をしないといけなさそうで~小粒でピリッとした方向性もありかと思っています。
      でもたまに40㎝の暴力的な集光力にも「やっぱりこれも必要なんだよな~」とアホになっています。
      灼熱地獄に戻られたら昼飯でも行きましょう!

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