待望のムーンライトフォーカサー

機材

私が惑星の眼視・撮影に使っている望遠鏡はセレストロンのC11というシュミットカセグレン式天体望遠鏡で、口径280㎜・焦点距離2800㎜です。このC11は都会で月・惑星を見るのにぴったりな望遠鏡だと思っています。ただこの望遠鏡の欠点は2つあり、1つは望遠鏡内部と外気温の差で起きる筒内気流であり、これは早く落ち着かせるために望遠鏡に穴をあけ、ファンをつけてすでに改造済みです。もう一つはピント合わせのときにミラーシフトと言われる像の動きがあります。これはこの望遠鏡が主鏡を前後に動かしてピントを合わせる仕組みのため避けることができないものです。これをなくするために接眼部にもう1つピント合わせ機構を取り付けるわけです。
はじめはクレイフォードのマイクロフォーカサーで十分と思っていました。今はミューロンに取り付けていますが、それがこれです。

手で触れるためにどうしても振動が伝わり、ピント位置が微妙にわかりづらいものでした。そこでつまみを握らずとも指先で押すだけでノブが回るように上の写真のようなものを取り付けてみました。それでもやっぱり気に入らなくて笠井トレーディングさんの電動フォーカサーを購入しました。PCの前で画面を見ながら手元でピント調整ができるのは素晴らしいことでした。

最近までこれで十分と思っていましたが、だんだんフォーカサーの後ろに接続するものが増えてきて、尚且つ昨年の火星は高度が高くなり、この電動フォーカサーの力では真上近くを向いた望遠鏡の接眼部を引っ張り上げる力が足らないなと感じるようになりました。また、モーターの振動でピントが見辛いのも気になってきました。
そこでFacebookでお世話になっている惑星屋の方々の接眼部見ると何やら赤いメカが付いているのを多々見かけました。かなりの方々がつかっている赤い格好良い接眼部が「ムーンライトフォーカサー」! 直接海外から輸入してみようかと思いましたが、イマイチどれを買ってよいものかよくわかりません。そこで3月にムーンライトフォーカサーを取り扱っているジズコさんに聞いて、そのまま発注をしました。コロナの影響で納期は5月から6月になりますとのことでしたが、惑星シーズンは梅雨明け後の7月後半からなので十分と考えていました。
ところが6月の終わりごろに確認しても「ちょっと遅れています」との返事でどうしても赤い接眼部が欲しいし、どうしたものかと途方にくれました。代案はないものかとあちこち見ていると,
天文ハウスTOMITAさんでそのものずばりの中古が出ていました。しかもお安い! 早速ジズコさんに電話をして「もう4か月以上待っているので納期がわからなければ残念ながらキャンセルしてください」とお願いをしました。それを「お力になれず申し訳ありません」と快く応じていただけたので、さっそくTOMITAさんへオーダーをしました。そして待望の赤い接眼部が昨日到着しました。

受け取って驚いたのは梱包が素晴らしく丁寧なことです。テープはしわもなくきっちり貼ってあり、角は奇麗に折られ、右左同じ長さになる位置でテープがきれいに切ってあります。箱を開けるとこれまた一つ一つのパーツごとに名前を書いたシールが貼ってありきれいにプチプチで包んでポリ袋に入れてありました。中古で元箱がないということもあるのでしょうが、これほど丁寧な仕事をされていることに機材に対する愛情を感じるほどで、大切な望遠鏡のクリーニングや調整も安心してお願いできるものと思います。
実は福岡のお店にも数年前におじゃましたことがあります。その時も夏だったので冷たいお茶を出していただき、大したものを買ったわけでもないのに電車の駅まで少し遠いのでと車で送っていただきました。本当に心のこもった対応をしていただけるお店だなぁと思っていました。 その心遣いが荷物にも見てとれました。

さて、肝心の商品を早速開けて見てみます。「う~ん、大きい!重い!!何より赤いメカがカッケー」
中古とはいえ、傷もなく新品同様でした。

コントローラーがこちら。

動くかどうか試してみます! おお~ちゃんと動いた~静かだ~!!

では早速取り付けてみましょう!「おお~おお~デカい!」

撮影パーツをつなげてみました。バローレンズ、ADC、フリップミラー、直視方向にフィルターホイール、赤いカメラ、上側にヘリコイドとアイピースと相当な重量ですが、問題なく動きます。さあ今晩晴れたらこのシステムで土星・木星を見て撮ってみます。
そしてパーツが残っています。

温度センサー、レデューサー取り付けリング、PC接続コード、実はこのフォーカサーPCからコントロールできるのです!!凄いですね~!!
これも凄いことですが、どの国でも対応できるようコンセントの形状も交換できるようになっています。

そしてC11から取り外された電動フォーカサーはミューロン180に移植しました。

そしてミューロン180についていたクレイフォードマイクロフォーカサーは大鹿村の仲間のところへ今日旅立っていきました。
しかし、これがどうしても解せないのですが、大鹿村にお住いの「気ままに星空観望仲間の総シェフ」のKさんから3日前にC11の接眼部が欲しいのですが~と突然ラインがきました。私がこれを買って、1つ使わないのが出てくることなんて知らないはずなのに~何か匂いでもしたのでしょうか?虫の知らせってやつでしょうか、とにかく恐ろしい総シェフです(笑)
そういえば総シェフのC11も私が初めて使っていたC11でした~(大笑)

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