星空案内人(星のソムリエ)の称号いただきました!

その他
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まずは5月8日の半田空の科学館にて星見会にご参加され、その時に私の星空案内を聞いていただきアンケートにご回答いただきました皆様に「おかげで無事に合格したことを報告させていただくとともにお礼申し上げます。ありがとうございました。」また、半田空の科学館のスタッフの皆さん大変お世話になり、ありがとうございました。皆さんのおかげで無事に星空案内人(星のソムリエ)の称号をいただくことができました。

この本が星空案内人になるための教科書です。ここには星や星座の歴史や望遠鏡の使い方などの一般の方々に星空を案内しその魅力を伝えるのに必要とされる情報が詰まっています。
星空案内人養成講座は1回が2時間半の講義を7回受け、毎回単位認定レポートを提出し一応の知識が付けば準星空案内人に認定されます。その7回の講義内容はこのようなものです。

1日目 さあ、はじめよう

まずは宇宙を見て、感じて、楽しむことから始まって、星座のルーツや星の明るさ・色などの特徴を学び、太陽系についてや宇宙の果てまでの知識をつけます。

2日目 星空の文化に親しむ

古代エジプトやメソポタミアでは宇宙をどんなふうに捉えていたのか?
その後の世界ではどんな暦があって、どう使われてきたのか。星占いなども知識として必要になります。七夕とかの話にも触れています。

3日目 望遠鏡のしくみ

ガリレオ・ガリレイによって望遠鏡が発明されたことに始まり、望遠鏡の原理や種類・性能や倍率について学びます。また、架台についても学びます。 この日はアイベルの店長の講義でした。

4日目 宇宙はどんな世界

星がどうやって生まれ、星の大きさによって寿命も終わり方も違うことを学びます。
また、銀河が星の集まりでできていることや、宇宙の始まりや膨張していることなども学びます。

5日目 星座を見つけよう

ここでは光害や大気汚染によって都会では星がほとんど見えない残念な環境にあることも学びます。また、実際に星座早見盤の使い方も学び、星座を探します。惑星や流星群などの知識も付けます。

6日目 望遠鏡を使ってみよう

望遠鏡の種類を理解し、口径や倍率による違いも理解します。使いこなすポイントを学んで実際の望遠鏡を組み立て、ファインダーを合わせて目的の星を見ます。半田空の科学館では6㎝の屈折経緯台を使っていました。がたがたで結構大変な望遠鏡でした。

7日目 実践!星空ガイドツアー

講座最終日です。実践的な技能を学び、自分ならどんな案内をするのか企画します。
私は野口飛行士がISSに搭乗中でしたので「野口さんに手を振ろう!」を企画しました。ISSが条件よく通過する日を決め、その日の事前にプラネタリウムで何時にどこをISSが通るかを説明し、外へ出て皆で手を振るとしました。それが良かったのか悪かったのかは不明です。


ここまで講義をうけ、すべてのレポートが合格点に届いていれば準星空案内人の認定証がもらえます。
そして次のステップへ進みます。

この書類の中に「準」ではない正の「星空案内人」になるための案内がありました。それもいただくためには1つは実際の星空で望遠鏡を組み立て使いこなせているかを試されます。2つ目は実際に一般のお客様がいらっしゃる観望会で15分の案内を企画・実行し過半数以上の「良かった」がいただければ合格となります。
ということなので、企画案は何もありませんが一番早く受けられる1月16日に両方受ける希望を入れました。
1週間前に企画案を提出しましたが、2日前に緊急事態宣言が発出され残念ながら急遽中止となってしまいました。

星空案内人試験 望遠鏡を使ってみよう

次に予定が入れられる一番早い日で「望遠鏡を使ってみよう」を3月24日、「星空案内の実際」を5月8日に試験予定を入れてもらいました。幸い3月24日は晴れて星が見えていました。例のガタガタの6㎝屈折望遠鏡を科学館の屋上で組み立ててチェックを受け、低倍率のアイピースをつけて遠くの明かりでファインダーを合わせてチェックを受け、一つ目の星を入れてチェックを受け、2つ目の星を入れてチェックを受け、倍率を上げて何倍かを申告しチェックを受け、片付けて箱に戻してチェックを受け、無事に終了!
「たいへんよくできました」花丸いただきました~!

星空案内人試験 星空案内の実際

前回中止になった時の企画は季節性がありましたので5月にはそのままでは使えませんでした。
天気が悪くてもできるようプラネタリウムで「21個の1等星をみよう」と企画しました。

持ち時間は15分、これを超えると減点対象らしいです。
まずは半田から見える四季の星空で見える16個の1等星についてはかなりマキで説明していきます。
そしてコロナ禍で海外に行けないので、せめてプラネタリウムではオーストラリアへ行って星空を楽しんでもらおうと思い、後半に力を入れることにしました。


南半球の1等星ケンタウルス座のリギルケンタウルスとハダル、エリダヌス座のアケルナル、南十字座のアクルックス、ミモザの5個であるとともに、南十字への私のあこがれを話をしました。その後は南十字の描かれた国旗がどこのものかを会場のお客様にお尋ねしました。さて、この国旗はどこのものでしょうか?

そしてこの時、初めてプラネタリウムのコントロール席に座らせていただき、自分で持って行った紫色のレーザーポインターを使いました。これも私にとって素晴らしい経験をさせていただきました。

結果的には2分50秒もオーバーしてしまいましたが、昨日認定証とともにアンケート結果もいただきました。このアンケート結果を見ると、21個の1等星よりも南半球の星空だけにして写真をたくさん見ていただいて、その魅力をお話しした方がよかったのかもしれませんね。
でもこの認定証と名札をいただけたことは非常にうれしいものです。

最後にもう1つうれしいニュースがありました。
半田空の科学館が星見会の来場者に配るカードに私の夏の大三角の写真を採用していただきました。
ぜひ、星見会に参加していただいて見ていただければ幸いです。

星空案内の実際は自分で企画し、それに対して一般の方々がどんな反応を見せてくれるのだろうか?などいろいろ考えながら準備し、科学館のスタッフの方にはリハーサルにも付き合っていただき、大変おもしろい経験になりました。
我々の気ままに星空観望仲間の活動目的の一つである「星空を見上げる仲間を増やす」ための観望会の時にもきっとこの「星のソムリエ」の名札が役に立つことでしょう!

コメント

  1. Mikunopolis より:

    大変遅くなりましたが、称号獲得おめでとうございます!

    あとは黒い太陽だけですね(ボソッ)

    • Taizo より:

      ありがとうございます!
      返信が遅くなり、ごめんなさい!!
      オーロラも見たいには見たい!!!

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