LUNTの太陽望遠鏡にはテレビューのソルサーチャーという非常に便利な太陽導入用のファインダーが付けてあります。仕組みはいたって簡単で穴を通った太陽光が下のスクリーンに投影されるだけのものです。
他の望遠鏡ではこのSVBONYの太陽用ファインダーを使いまわしています。仕組みは同じで左側に穴があって、その穴を通過した太陽光を右側にあるスクリーンに投影して太陽を導入します。
ただこれはファインダー用のアリガタが直付けになっていて、場合によっては使いづらいものです。BORG71FLは難なくOK。
ミューロン180はファインダーにバンドをつけ、そこにファインダー用アリミゾを装着してあるのでファインダーオンファインダー状態ですが、これもOK。
太陽を可視光で見る場合によく使うFC-125に取り付けるとこうなってしまいます。ギリギリ鏡筒の上に出そうですが、実はフードの影になって役に立ちません。
よってこのFC-125を使う場合は望遠鏡の影を見て合わせるとか、ファインダーに太陽フィルターを装着するとか、少し面倒なことをしていました。
先日、スコーピオさんへ行ったときにこの5㎝用のファインダー脚をジャンクの中から掘り出してきました。この5㎝ファインダー本体を通す部分を切り取り、SVBOYNの脚にしようと思いました。
今日、朝からこの作業をしようと思い、どこの位置で切り取るか考えながらSVBONYの太陽ファインダーの直径を測ってみました。ちょうど3㎝!「ん?これってビクセンの3㎝ファインダーとおなじかも?」と思ってほとんど使っていないR200SSのファインダーを測ってみるとビンゴ!この脚なら何も加工せずにそのまま使うことができます。早速通してみると案の定ピッタリでした。
これをFC-125に取り付けてみるとこれまたピッタリ!
なんだ~このジャンクの5㎝ファインダー脚はいらなかったわけでした。 せっかく工作ネタができたと思ったのに残念。
太陽用可視光フィルター
これらの望遠鏡を使う場合の太陽用の可視光フィルターをご紹介いたします。
一番左の大きいのは笠井トレーディングさんのSF-100ソーラーフィルターでミューロン180とFC-125両方で使います。このフィルターは下の写真のように太陽面が白く見えます。
右の3つはサウザンドオークス社の太陽フィルターです。
真ん中下の銀色のものはガラスに金属メッキをしたものです。これはもはや手に入らないもののようです。
黒い四角の枠に入っているものは厚いフイルムで切って使うものです。金属メッキもフイルムも同じオレンジ色に見えます。この枠はケンコーのテクニカルフォルダーというもので皆既日食の時にワンタッチでフィルターを外したり装着したりできる優れものです。外したフィルターの置き場所に困ることもありません。 BORG71FLとMiniBORG50のフードにねじ込みで装着できるようにしてあります。ただ残念なことに3回皆既日食の遠征に出かけているものの一度も活躍していません。
月刊星ナビに掲載していただきました
本日6月5日発売の星ナビ7月号に掲載していただきました。
これはLUNT太陽望遠鏡で見たプロミネンスです。
元の写真はこちらです。星ナビさんありがとうございます!来月もよろしくお願いいたします(笑)
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