最近の太陽

太陽
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アイキャッチに使った太陽面の写真は昨年の11月25日のものです。この時は大きな黒点があり、Hαで見るとフレアが発生した活動領域もありました。これで活動期に入り今後は大きなプロミネンスや黒点がどんどん出てくるのだろうと思っていました。
ところがその後黒点は消えてしまい、小さなものが発生はしておりましたが派手な活動は起きていませんでした。
今週になって少し目を引くプロミネンスが発生していました。2月8日の写真がこちらです。
なかなか立派なピラミッド型のプロミネンスです。左には白く見える活動領域があり小さな黒点がありそうです。

2月9日は見ることができず、2月10日にはピラミッド型のプロミネンスは手前に回ってきており、薄くはなりましたが背が高くなっていました。

2月11日には上のプロミネンスは消え、新たにもう少し北に新たな目立つプロミネンスが出ていた。

今日は何も予定がないのでこのプロミネンスをじっくり観察しよう。
10時から11時半まで5分間隔で撮影を始め、それを繋いで動画にしてみました。
初めてにしてはまあまあおもしろい。

この目立つプロミネンスの右側で小さなプロミネンスがもりもりと盛り上がって消えていく様子を捉えました。わずか15分のできごとでした。縦にして組み写真にしてみました。

安全に太陽観測をするためには太陽専用の望遠鏡が必要です。私が使っているのはアメリカ LUNT社の6㎝の太陽望遠鏡です。太陽面がより鮮明に見えるようにエタロンフィルターを2枚使ったダブルスタックと呼ばれるものです。
40年前はプロミネンスを見るためには皆既日食の時か、人工的に皆既日食の状態を作り出す装置を使うしかなかったと思います。それが今では強烈に眩しい太陽面をうねうねと太陽活動が見えるほど減光しているのに同時にプロミネンスが見えるなんとも安全で素晴らしい望遠鏡を作ってくれたものだと思います。
初めてアメリカから4㎝のPSTと言われる太陽望遠鏡を個人輸入して見た太陽面とプロミネンスにはとてつもなく感動をしたものでした。

コメント

  1. ホッピー より:

    寒い時期は、日向ぼっこしながら赤い太陽を眺めて愛でるのが一番ですね。
    あぁ、我が家のLUNT80は何処へ?(笑)
    お相撲さんに赤ん坊をだっこしてもらってるような搭載写真がナイスですねぇ~。(村西監督風に)

    プロミネンスの動画見てたら、無性に薪ストーブが欲しくなってくる・・・

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