ISSを追う! 1月18日と19日

人工衛星
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1月18日 仰角41度

この日は18:53から見え始め、40度くらいのところで地球の影に入り見えなくなります。
ISSまでの距離も600㎞を超えていますので、気が入りませんが一応狙ってみます。
かなり遠くなった火星も見ておきたいのでC11を準備してISSを待ちます。C11はアトラクスに載せて追跡しますが、ピラーが低いため仰角が40度くらいまでなら直視のファインダーでよいのですが、50度超えてくると直角ファインダーを使います。
横に付けたハンドルは必需品です。

月でしっかりピントを合わせたはずなのに~あまり気が入っていないせいか拡大撮影は全くダメでした。この日の成果は光跡だけでした。

1月19日 仰角79度

仰角79度とほぼ真上に近い通過は願ってもないチャンスなので全力で狙います。なので主砲40㎝ドブソニアンISS追跡専用架台の登場です。このドブソニアンは通常はモーターで自動導入などができるものですが、ISSを追いかけるときにはそれが邪魔になり指一本でスルスルと動く滑らかさが必要になります。そのための青い架台部分を昨年作りました。

このドブソニアンを使う場合は等倍のテルラドファインダーと8倍の光学ファインダーを装着します。真上を向くとファインダー位置が高くなり覗けなくなるため離れて見ることができるテルラドが役立ちます。
今回は光学ファインダーは使わずにテルラドだけで追跡しました。等倍ではやはり効率が悪く556枚シャッターを切っていましたが、写っていたのは155枚だけでした。その155枚を1秒あたり8枚のGIFアニメーションにしてみました。

良さそうな画像を集めるとこんなところです。

念のために光跡も撮っています。 ど真ん中にカシオペア座が見えるのがわかりますでしょうか?(つばきの赤い花が季節感を醸し出すように入れてみました)

次に条件が良い通過は2月5日49度、2月6日83度の予報です。
また、その前2月1日には12時43分36秒 666㎞のISS太陽面通過が自宅で見ることができる予報です。この時ISSは1秒で太陽面を通過していきますので、時報を聞きながらドキドキワクワク楽しい時間です。このライン上の方は太陽観望の安全対策を完全にしてぜひ試されてはいかがでしょうか?くれぐれも望遠鏡で直接太陽は見ないでください!

コメント

  1. 石川 良平 より:

    私も1/19.1/20と天気が最高だったので元気村で見てました。しし座ヒクソンコンパクト銀河群 しし座Ⅱ銀河団や おとめ座の距離9000万光年NGC5746が見れ、1億光年に近づけ嬉しかったです。25億光年のクェーサー3C273も点でいいので見たかったのですが駄目でした。月の影響がなくなる2月半ば頃からまた頑張りたいと思っています。

    • Taizo より:

      凄く急成長されていますね~つい先日アイピースがどうの、光軸がどうのって言っていた方とは思えないマニアックな対象を観察されていますね。
      より空の暗いところへ行かなければいけなくなりそうで。
      3C273は我々アマチュアが見ることができる最も遠い天体ですね! まあただの点でしかないですが。 

  2. 石川 良平 より:

    有難うございます。今13000個位の天体が載っている NGC.IC天体写真総合カタログを読んでいて、気になる銀河をネットで調べてます。世界中の方が写真や記事を出していて参考になります
    百科事典のような厚さで、12000円もしましたが、天体観測を全くしてない
    5年前に買いました。既にマニアの素質があったのかもしれません。

    • Taizo より:

      私も発売されてすぐに買いました。今はiPhoneのDSブラウザー1つですべての天体をカバーしてくれて大変便利になりました。

      • 石川 良平 より:

        天体は 幾つ位入っていますか?

        • Taizo より:

          NGCとICだけで13000くらいありますが、聞いたこともないようなカタログもあり、わかりませんがiPhone・iPadに表示する程度の小さな画像なのに12GBありますのでとてつもない膨大な写真の枚数だとは思います。

  3. 石川 良平 より:

    有難う御座います。参考になります

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