ハワイ マウナケア山頂へすばる望遠鏡を見に行く 過去日記

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2017年北アメリカ皆既日食玉砕の2カ月後10月21日、私の希望を聞いてくれたのかどうかはわかりませんが、娘がハワイオアフの教会で結婚式を挙げてくれました。 ワイキキビーチの前の芸能人が良く泊まるモアナ・サーフライダーに泊まり、白いリムジンが迎えに来てくれ、天気も良く最高の結婚式でした。
この時に航行中の潜水艦を初めて見ました。 グリーンフラッシュも初めての経験でした。


結婚式翌日は大きな声では言えませんがそそくさと荷物をまとめてbigIslandハワイ島へ移動しました。目的はもちろんマウナケア山頂の各国の天文台を見ながら日没を迎え、シーイング抜群の星空を眺めることでした。そのためにカメラ・レンズ・三脚・ダウンジャケットを用意してきました。もちろん新月期です。

オニヅカビジターセンター

マウナケア山は4200mを超える標高にあり、常夏のハワイにいながら雪が降る真冬の環境です。 海岸線から車で一気に駆け上がると高山病の危険があり途中2800mにあるオニヅカビジターセンターでお茶とお菓子をいただきながら高度順応をしないといけないのだそうです。 ここまではレンタカーでも来られるはずですが、ここから先のマウナケア山頂までは許可のある車でないと入れず、しかも頂上の滞在時間も決まっているようです。 
そんなわけで頂上まで行くためには地元のツアーで連れて行ってもらうしか方法がなく「太公望」といういかにも日本人という、たぶん料金も一番高かった会社を選び予約しました。 ホテルにはTaikoboと書かれたバンが迎えに来てくれ、流暢な日本語のガイド兼運転手の話を聞きながらマウナケアへ向かいます。 当日の天気予報は山頂は雪の予報でした。

到着した日のマウナ・ロア


まわりは溶岩ばかりのサドルロードと呼ばれるマウナケアを上っていく道路を走り始めるとテンションもどんどん上がってきます。 おかげでこの辺りの記憶はほとんど残っていません。

ギンケンソウ

期待に胸を膨らませてついに2800mオニヅカビジターセンターに到着しました。ここでガイドさんからおやつのマフィンと防寒着が配られ、1時間ほどの休憩です。 オニズカ・ビジターセンターの「オニズカ」とは、スペースシャトルの事故で亡くなられた、ハワイ島出身の宇宙飛行士エリソン・オニズカ氏の名前です。


センター内ではコーヒー・紅茶・ココアを自由に飲むことができ、お土産も売っていました。ここでしか買えないであろうステッカーやワッペンなど買いました。 そろそろ1時間と思い車に戻るために外に出るとレンジャーが「ROAD CLOSED」と書かれた看板をもって歩いていました。「?????」嫌な予感ですよね~そうです、我々の出発に合わせてここから上の道路をクローズにしやがったんです。 いやいやいや~それはないよ~横にいた車は今登って行ったよ~! 防寒具も着込んで準備万端なんだぞ~こっちは! とまあどうしようもないわけで下山、その後サンセットの見えるビーチへ行き「やけくそのジャンプ一発!」を撮ってもらい、暗くなるとミード20㎝シュミカセが車から降ろされ超低倍率で土星を見せていただき、星空解説を聞きました。それが結構上手な解説で非常にわかりやすい星座の話でした。

ガイドさんが砂浜に寝転がって低い位置から撮ってくれています


帰り際に次回50%OFFの5年間有効の割引券をもらい、ホテルに送ってくれました。
皆既日食3連敗に続いてマウナケア玉砕のおまけまでついてしまいました、海外のイベントはことごとくダメらしい!とこの時気が付きました。

ハプニングはまだ終わっちゃいない?

夕日は見ることができましたが、夜から嵐になり雷はゴロゴロで大雨になりました。 朝起きても雨は降っていましたが、午前の便でオアフに戻り、午後の便で帰国しなければなりません。 ところがハワイ島のコナ空港へ行くと人が空港からあふれて雨の中並んでいます。「なんだ?なんだ?」と人をかき分けて入っていくとなんとシステムダウンらしい! 掲示板はついているものの発券などができないため手書きで搭乗券を発券しているらしい。 行列の先がどこにつながっているのかもわからずに、とりあえず日本人が並んでいる列に並んでみたが、全然進まない。 しかし待つしかないのでそのまま並び続けると乗る飛行機の出発時間ギリギリで手書きの搭乗券をもらい、「○○便のご搭乗予定の○○様」と呼ばれて優先的に乗れるか?と思っていましたが日本じゃないしそんなこともなく保安検査の行列中に出発時間は過ぎてしまいました。
保安検査を過ぎると係員もいないし、搭乗口に行っても案内もなく飛行機も待っていてはくれず「どーすりゃいいの?」
うろちょろしていると日本人が何人かいたので聞いてみると、やはり何も案内がないので次の飛行機に乗ってみるという。確かにそれしか選択肢はなさそうなのでそうしようと思い「席はどうなるんだ?」などと思いながらも次の飛行機に乗ってみました。 乗り込むと「自由席のようで早い者勝ち?飛行機でこんなのあり?」 席が埋まらないうちに定刻通りの出発のようでわけがわかりません。この時すでにホノルル空港で日本へ向かう便が出発する時間でした。
さてホノルルに着いたらどうすれば良いのだろう? 先に預けた荷物だけ予定通りの便で日本に帰っちゃてるんだろうな~。

とりあえずはホノルル空港に戻ってこれました。予定ではそのまま乗り継ぎでしたがとっくに出発して置いてけ堀ですので、仕方なく外に出てみました。そしたら日本に帰ってしまったかと思った荷物を持ったJTBの方が立っていました。「○○様ですか?何があったんですか?ハワイ島と連絡が取れなくて!」と大勢のJTBや他の旅行会社がホノルルであたふたしていたようです。「こうこうこうで飛行機に乗れなくて~」と説明するとJTBの方が「ハワイアン航空と交渉してきますのでお待ちください」と言って15分くらいで戻ってきました。
さすが大手JTB ! 明日の帰国便を手配し、今日のホテルとタクシーと食事券を用意してくれました。
アラモアナショッピングセンターのすぐ横のホテルで滞在が1日増えてラッキーだったのかも。JTBで良かった~個人手配だったらどうなっていたことか! しかし疲れた1日でした。
以前にハワイでウィンドサーフィンやジェットスキーで遊んでいた時に、御巣鷹山の日航機墜落事故がありました。その時も帰りの飛行機がてんやわんやで帰りを遅らせれる人はホテルと食事を準備するので日にちを遅らせてほしいと言っていたようです。

翌日空港へ行くとなんと娘夫婦と同じ飛行機でした。
結婚式が終わってすぐに帰った息子から「帰りの飛行機は右側の窓側が良いよ」と聞いていたので右側を指定しました。これだったんですね!

息子が帰った日は冠雪前で真っ黒だったそうですが、初冠雪の富士山が美しかった!
いい結婚式だった、グリーンフラッシュも見た、富士山も上から眺めた、これで十分かな。
マウナケアはまた行こう!

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