小惑星リュウグウ捕獲作戦

太陽系
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ハヤブサ2が小惑星リュウグウ(162173)のサンプル採取に成功し、年末には地球に戻ってきます。
そのリュウグウ(18等級)を写真に撮ってみようと昨晩気ままに星空観望仲間6名でひるがの高原へ遠征しました。45㎝ドブを頭に双眼望遠鏡もあり豪華な機材と最高の星空でした。

18等級のリュウグウは写るのか?

45㎝ドブソニアンでも眼視ではとても見えませんのでペガススの四辺形のアルフェラッツでアライメントをし、自動導入で導入したところで試し撮りをしてみます。 それをSkySafariの位置と照合して位置が間違いないことを確認したら、90秒露光を30回、45分撮影し移動している星があればそれがリュウグウです。 最高の空でしたが20㎝ F4で写るのかどうかは疑問でした。

45分間30枚の写真を重ねてみました。
写っていればリュウグウは線になって見えてくるはずです。

水色の丸の中に星がありますが、これは恒星だと思います。 45分もあれば確実に移動がわかるはずですが、やっぱり写らないのか~!
念のために同時刻をステラナビゲーターで調べてみました。
どういうことだ!

ありゃ?なぜか全然場所がちがってる? なんだぁ? 
SkySafari5ってもしかしてサポートきれてるのかな? 一晩貫徹でなにしてたんだろ~?

間違っていました

twitterで教えていただきました。
上のステラナビゲーターの画面は6/22になっており、なおかつ更新していませんでした。
たぶんこれが小惑星リュウグウだと思われるとのことでした。
訂正してお礼申し上げます。ありがとうございました。

その後、SkySafariとステラナビゲーターのリュウグウの位置がほぼ一致したことを確認しました。

コメント

  1. セレスト より:

    NASA JPLブラウザー
    https://ssd.jpl.nasa.gov/sbdb.cgi
    にRyuguを打ち込んで軌道要素を得てはどうでしょう?
    http://stellacasse.blog.fc2.com/blog-entry-90.html?sp
    の途中から、JPLページから位置座標を得る方法を載せています。
    あと45分も撮れば長い線として映るため、コンポで薄まっていく可能性もあります。見えなければ逆に5〜10分の写真だけで無理矢理持ち上げてみるとこの手の天体は逆に存在がわかったりします。

    • Taizo より:

      セレストさん 情報をありがとうございます。
      いろいろ試しては見ましたが、出てきませんでした。
      近いうちに再度挑戦してみます。

  2. apnea31 より:

    記事を拝読して自分もRyuguを撮っていたのを思い出しました。
    https://www.instagram.com/p/CHzhCuPpQJG/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==
    地球に接近していて自転の視差により蛇行して見えそうだったのでとにかく長時間露出を狙いました。
    撮影した2020/11/14は歴史に残りそうなくらい素晴らしい快星で、日が暮れてからRyuguが西の山に沈むまでたっぷり4時間撮影できました。
    比較明合成するとちゃんとカーブしている様子がわかり感動しました。
    小惑星と地球との位置関係によっては近くても進行方向と直角の揺らぎには現れず移動速度の揺らぎだけになる場合も考えられますがこの時は良い位置関係だったようです。
    Taizoさんが撮影された9月23日(0.216AU)よりもぐっと地球に接近していて(0.106AU)明るくなっていたので10センチ屈折でも十分写ったのは幸いでした。

    • Taizo より:

      インスタ拝見しました! ホントですね~カーブしてますね!!
      貴重なものを見せていただき、ありがとうございます。

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