第1回 双望会(そうぼうえ)過去日記

天体望遠鏡
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日程:2008/10/24-26
会場:スターフォーレスト御園
主催:双望会運営委員会

望遠鏡・双眼鏡サミットが終了し、その後を継いで「双望会」が立ち上がりました。
現ビノテクノ代表H氏が運営委員長と数名の有志スタッフで運営されていました。

双眼望遠鏡


その1年前に鳥取のM氏にお願いし、FS-102BINO(双眼望遠鏡)を製作していただきました。
仲間内でも使っておられる方がいましたので、見せていただいたときの「天の川くだり」の気持ちよさに魅了され双眼病に感染していました。 双眼熱にうなされ、特効薬はより高性能な双眼望遠鏡を持つしかない!と言われていました。 当時の3大疾病は大口径病、双眼病、超広視野病ともいわれ、どれもかかるとかなりの出費を覚悟しないといけないようです。

復活して火星大接近を見るために中古で購入したFS-102が1本ありましたので、これを生かすためにはもう1本同じスペックのものが必要です。 そこですっかり顔なじみになったスターベース名古屋のI氏に相談を持ち掛けたところ、全く同じものを手放しても良いという方をご紹介いただきました。 こんなチャンスは2度とないので早速お会いし、その場で現金取引で譲っていただき、鳥取のM氏にメールで製作を依頼しました。
半年後、高速道路が1000円乗り放題の時だったかと思いますが、受取とレクチャーを兼ねて鳥取のM氏を訪ねました。眼幅調整のための鏡筒スライドを新開発のレバーによるクレイフォード式の1号機になりましたとのことで、非常に使いやすいものでした。 その後ヒーターをフード内に入れ、運搬用の木箱を作り、これでいつでもどこでも観望が可能です。 ただアイピースやフィルターが2個ずつ必要なのが・・・・(;^ω^)です!

双望会エントリー

双眼望遠鏡を持ってしまったら非常に敷居が高いが勇気を出していくしかない!とサミットのころから参加している仲間に背中を押されエントリーしました。 愛知県東栄町のスターフォレスト御園で2泊3日・定員80名のところへ全国から望遠鏡自慢の猛者がエントリーしてきます。第1回は定員になるまで2日くらいの猶予はあったかと思いますが、2回目以降はどんどん早くなり、最終回の第10回は瞬殺だったとか。 何とか無事にエントリーでき、機材紹介用紙と夜食の食材などを用意し当日を迎えます。

当日 2008/10/24-26

10月24日(金)は14時から現地で受付が開始されますが、私はどうしても仕事の調整がつかず夜8時くらいの到着になってしまいました。その日は曇っていたため皆さん食堂に集まって盛り上がっていました。 全国から集まった猛者中の猛者ばかり80人の中に遅れてきて入るのも大変勇気がいるもので、まごまごしていると奥の方から仲間たちが私を見つけて呼んでくれホッとしました。
この日は夜中頃から晴れてうわさのBIG BINOをはじめとんでもない機材でM42が色付きで見えるとか、マイナーな天体を眺めて大騒ぎしていたように思います。

翌日は食堂で朝食から始まり、皆さんが持ち寄ったフリーマーケットがありました。ここでも猛者の凄さ!「まさに売るほど望遠鏡部品などを持っている」ってことでしょう。

昼食はお弁当が配られ、それぞれが自由に。 その後1人3分程度の機材紹介が始まります。 ここが全国の機材自慢しゃべりたいことが一杯で、かなり時間をオーバーし最後の方は夕方になってしまいました、でも実に参考になります。 2回目以降キッチンタイマーが導入され、3分で終了のベルが鳴るようになりました。

機材紹介を聞きながら見ていると、やはりここでも皆さんが「ないものは作る!」と思っていろいろな工夫がされています。 ここで取材するだけで本が1冊できてしまうのではないかと思えるほど、どれも本当に個性的で素晴らしい機材です。
何回目の双望会だったか忘れましたが、四国から軽自動車で来られたN氏は主鏡に55㎝のミラーを2枚使い、総金属の巨大な双眼反射望遠鏡が電動ウィンチで出てくるとんでもないものを作った方にも出会いました。
ここでの最大口径は気ままに星空観望仲間のY氏が持ち込んだ66㎝電動ドブソニアンです。
バンガローの写真がありますが10棟ほどに6名ずつ泊り、本館にもスタッフや女性が泊まっていました。
第2回以降は勝手もわかってきて、愛知県ということもあり夜食に名物みそおでんを大鍋一杯作っておもてなしをするようになってからは、いつしか気ままに星空観望仲間のバンガローに人が集まるようになり、うるさいのでいつも端っこのバンガローに追いやられるようになったとか(笑)

日本で一番コアなスターパーティ「双望会」は第10回で終了解散したのが残念ですが、10回のうち8回に参加させていただき、大勢の方々と知り合えたことは私の中に「ないものは作る!」ということを植え付けてもらえた気がします。
双望会として引き継がれることはありませんでしたが、その後有志の方々により「双望会同窓会」として行われております。(今年はコロナの影響でどうなったのかは不明です)

コメント

  1. […] 今グーグルマップを見るとバス停もあるようです! これは見落としました。 行かれる方はぜひバス停も見てきてください。帰りはここから北西に山を越えて愛知県東栄町に向かいました。 東栄町は以前に書きました「双望会」の会場となる「スターフォレスト御園」があるところです。実はそこにも「月」呼ばれるところがあるとの情報で向かいました。 写真を探しましたが出てこなかったのでストリートビューの画像ですが小学校もバス停もありました。 […]

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