今月は土星食・海王星食があり、最後はおとめ座α星スピカが月に隠されます。
ステラナビゲーターで確認すると潜入は25日午前3時12分54秒、出現は約1時間後の4時13分54秒でした。
12月24日は快晴で雨の心配はないので夕方準備をして少し早めに寝ることにしました。目覚ましは午前2時30分にセットしました。
目覚ましで起き、空を見ると雲一つない快星で東の空の低いところに月が見えていました。
双眼鏡を向けるとすでに月とスピカがかなり近く、あまり時間の余裕がなさそう!
早速望遠鏡を向け、一眼レフの露出に迷いが出てきた。出現してくるときのことを考えると地球照が写るくらいが良いのだが、スピカの青白さと月のクレーターが見える方が良いかもしれない。
望遠鏡はSV-BONY SV503 102EDにEOS80D一眼レフで1分間隔でシャッターを切るようにインターバルタイマーを設定、もう一つはビクセンの127㎜マクカセにZWO ASI290MCで動画撮影です。
結局潜入前はほぼ月に露出を合わせました。
潜入
これがちょっと失敗! 月の高度があがってくるとどんどん明るくなって何回も露出を変えなければいけなくなってしまいました。結果スピカの見え方に差が出てしまいました。
この写真は5分間隔で比較明合成しました。
マクカセの方のPC画面を見ているとスピカに月がジリジリと迫ってくるのが見ていてわかるほど月の動きが速い。
10秒間隔で撮影していましたが、40秒間隔で比較明合成しました。
ここから先は動画でスピカが隠される様子をどうぞ。
この写真が消える直前の1枚で、その時刻は3時13分01秒でした。
出現
スピカが月に隠されて1時間後、出現のタイミングを見計らいます。
出現はもう迷うことなく地球照が写る露出で撮っていきます。
そしてこの出現、突然パッとではなくじわっと出ているのがわかりますか?
一コマごとに分解するとこんな感じです。
これらの前後も含めてGIFアニメーションにしてみました。
Wikipediaで調べると確かに連星系で、これがもしかするとその証拠なのか~?
ちなみにこの時の撮影条件はシャッター74.4ms、Gain460(76%)、Gamma60、FPS13でした。
出現時間は4時13分22秒でした。
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