星ナビ4月号に原稿書きました!

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小学校の卒業文集の将来の夢に「天文学者になる」と書いていたことを思い出しました。
当時アポロ11号が月着陸に成功し、大阪万博に月の石が展示されていました。残念ながら見ることはできませんでした。そしておそらく小5だった私はお年玉に足らない分を足してもらい、カートン6㎝屈折経緯台を手に入れ「そんな石ころよりクレーターを見る」と鼻息荒く月や大接近中の火星を眺めていた記憶です。たいして勉強ができるわけでもなく20世紀少年のケンジ君と同じように秘密基地を空き地に作って暗くなるまで遊んでいた私には当然学者の道はあるわけもなく今に至るのです。
しかし、そんな私に思いもよらぬチャンスが降ってきました。2年ほど前に訳あってアストロアーツさんの星ナビ編集部に電話をかけたときに、その電話の終わりがけに編集長のKさんが「ISSをネタに原稿を書きませんか?」とな。「何かの冗談か?私が文章を書けるわけないじゃん」と思いながらもたぶん「頑張りますよ~」と答えた気がします。
そして昨年春ごろにISS友のMさんと静岡のKちゃんと3人で3か月の連載が決定し、昨年秋にはスカイプで我々3人と星ナビ編集部のグループができ、いろいろ相談ができるようになってきました。
原稿を書く順番は1番は私で、2番はISS友Mさん、3番は静岡のKちゃん。
学者になるのとは全く違いますが、専門誌に原稿を提供するなんて私にとってはこれ以上ない名誉なことでもうドキドキハラハラです。
このころのタイトルは「人工天体虎の穴」!秘密めいた悪役養成所でなんとも良い響きです。
しかし私には問題が山積みになってきました。
第一に私のいい加減な知識と文章力、第二に写真はあるものの撮影データとか参考資料となるものがほとんどなく、どうやってまとめたらよいのか見当がつかない。
とりあえずブログの延長線上のような文章を少し書いて編集部に送ってみる。 反応は「大丈夫です、その調子で!」おいおいマジでこんな素人丸出しを本にしていいのか~。

そうこうしていると11月終わりころに3月5日発売の4月号から連載決定となり、1月中旬には一度原稿を入れてくださいと連絡がありました。私の文章をMさん・Kちゃんにも見ていただき、修正して入稿するもまだまだ不安で仕方がない。
そうこうしていると「星ナビ3月号」が2月5日に発売され、表紙を見てビックリ! 「スターリンクの舞」!! このようなスターリンクのフレアはちょいちょい目にしていましたが、ここまで写るとこれもおもしろいし、いつどこで現れるのかしっかり解説されていた。その時の記事がこちらです。

これは私の原稿の前の布石か~と思いつつ、ここからつなげられないかを考えながら原稿をまとめてみましたが、うまく入れられなかった。(後に編集部で入れていただけました)

2月17日に暫定の案がPDFで届きました。とりあえず形になってくると凄いことをやっている気がしてきた。
しかし、よく見るとあちこち□□になっていてそこを埋めてくださいとの指示。文字数がある程度限られて結構難しい!

何とか埋めて、変更したい写真を含めて2月19日に送りました。
するとまたまたレイアウトも変わり、文章も読みやすくなって2月20日に再びPDFが届きました。
すっげー!紙面がえらくまとまり非常に見やすくなっている! しかし夜通し仕事をしているのだろうかと思えるスピード感。
そしてこのあたりで「虎の穴」が「虎の巻」に変更になり、私の原稿は「第1巻」に。
我々は「虎の穴」=「タイガーマスクの秘密養成所」ですが、編集部の若いスタッフにコミケ本売ってる店と突っ込まれたらしく、また悪役レスラー養成所がなぜISSを追うのかとのツッコミにあい、あえなく変更というのが裏話であったようです。私的には「虎の穴」好きでした~(笑)
そのPDFに赤を入れて2月21日の午前中に戻すと夕方にはまたまた紙面のレイアウトが少し変わって最終確認としてPDFが届きました。もう怒涛の勢いでゆっくりじっくりしている余裕もなく、それでも何度も読み直して数カ所の修正で2月22日責了としました。正直なところもう自分の文章は読みたくない感じでした。
しかし23日から世の中は3連休でしたが編集部の方々はおそらくCP+の会場で仕事だったのでしょう、お疲れ様です。
休み明けから月末までに4日しかないが雑誌ってそんなに早くできるものなのか?と、なんといっても私の文章が本になって世に出て本当に大丈夫なのかと心配になる。

そして今か今かと待つ私に3月4日掲載誌が届きました!

星ナビ広場に掲載されたときは1冊でしたが今回は2冊届きました。
早速パラパラとめくると、「おお~!あったあった!!」

うひゃ~ホントに顔写真でちゃったよ~! すごいな~8ページちゃんとできている!
私の原文を崩すことなく読みやすくし、美しくレイアウトされ見事にまとまりました。
編集部の皆さんの努力のおかげで天文学者にはなれなかったけど、私の夢が実現したような気分です。
そして3月5日の発売日に本屋さんへ見に行くと棚に並んでいました。
3冊あったのでこの後買いに来た人には申し訳ありませんが3冊とも買い占めてしまいました、わはは~。

そして星ナビギャラリーを見てみるとなんとここにも私の名前を発見!

ここまで運を使ってしまうとちょっとまずいかもなぁ~と一瞬思いましたが、運は使うほど湧いてくるというのできっと今年の皆既日食は勝でしょう!!

星ナビ編集部の皆様、この場で改めてお礼申し上げます。

そしてこの人工天体虎の巻の連載は来月以降どんどんレベルアップしていきますよ~!お楽しみに~。

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