開田高原 遠征

9月17日はお昼に孫の100日の「お食い初め」のお祝い会があり、出発が16時過ぎになってしまいました。
今回は最近手に入れた「Ninja-320」にお借りしている「アストロイド」をのせて試してみるのが目的です。実は自宅で2回ほど試してみたものの空が明るすぎるのか、どうもうまく動きませんでした。
暗い空であれば問題なく動いてくれるだろうと思い、その実力を見てみます。
というのは建前で本当のところは星空の下でおいしい料理とおいしいお酒でワイワイしながら車中泊ができれば大満足な人たちです。
前日のGPV天気予報を見るとなんだかあまり期待できそうにもありませんでしたが、誰もやめようといわなかったし、望遠鏡すら持ってこなかった人もいるくらいでそれを物語っていました。

40㎝ドブと比べると荷物が少なく、望遠鏡も非常に軽くて楽ちんです。機材や寝袋、ビール・レモンサワー・ウィスキー・手羽先・弁当も積み込んで、「さぁいざ出発です！」

19時半ころに到着すると気ままに星空観望仲間の御大お二方とNさんが到着していました。御大お二方はすでにかなり吞んでいらっしゃるご様子で～私も加わって「プシュ！」
見上げると濃い天の川が天頂に横たわり、さすがに空が暗い。ビール片手に双眼鏡で天の川を流すのがなんとも心地よい。
そしてNinja-320もササッと組み立てて、内外像を見てみると光軸はほぼズレなし！そのままM57～27、網状、北アメリカを見る。足元が見えないほど空が良いので素晴らしい見え味！網状の「い」の字の間のもやもやがたくさん見える。M13は5㎝ファインダーですぐに見えるし、素晴らしい粒々。
クレセントネビュラもこんなにはっきり見えるのか！という見え味で「これ32㎝だよね～？」と疑いたくなるほど。M33のグルグルした腕が見えるのも凄い！ホームの元気村で40㎝・50㎝をもってしてもこうはいかない！

ただ湿度が高くカメラのレンズがくもってくるので、ヒーターを巻き付けた。
しばらくすると瀬戸と開田高原の2拠点に住居をもつTさんが登場。そしてすぐに気ままに星空観望仲間の料理長Kさんとドブ村長さんも到着されました。そして一気にテーブルが豪華になってきます。
今回はこの7人のメンバーで楽しみます。
もうしばらく観望をしていると突然雲が湧いてきて夕食の時間に。

鹿肉の甘辛煮とイノシシとキャベツの塩炒め、どちらも柔らかく最高にビールが進む！

鯉をカレー風味に揚げた南蛮漬け、これまた本当においしい！！ ドブ村長さんいつもごちそうさまです！

お腹いっぱいで足元がふらふらしながら今日の目的「アストロイド」を取り付けて早速テストです。
名古屋市内では全然ダメだったのですが、ここではすぐに星を特定してくれた。しかしそこから先はやったことがないのでよくわからない。結局「ああ～めんどくせ～」と投げ出すことに。やっぱりもうちょっと練習してこないといけなさそうだ。
しばらくすると再び曇ってしまい、2拠点Tさんの渾身の豚汁の夜食です。

フリースを着ていてちょうどよい涼しさの中でのアツアツの豚汁はやはりうまい！

夜半頃には疲れてしまってとりあえず車の中で横になり、そのまま寝てしまいました。

どれくらい経ったか、窓をコンコンと叩く音で起こされ、時計を見ると4時。
冬の銀河と黄道光のクロスを見ようといっていたので起こしてくれたようです。

右下から左上へ冬の銀河、左下から右上へ黄道光が伸びて冬の銀河とクロスしています。下の明るい光は金星です。わずかに薄雲かガスが掛かっているようでシャキッとしない空でしたが、少し眺めて再び寝てしまいました。
車の中が暑くて次に目が覚めたのが8時でした。パンをつまんでコーヒーを飲んで9時に現地解散になりました。
そういえばトイレへ行く途中にこんな自動販売機がありました。

すべて昆虫食です。買ってみたいような～恐ろしいような～今回はやめておこう。
それよりここの店で売っているこの漬物は御大Kさんお勧めでかなりおいしいので、2つ買っていこう。

そしてこの時期の帰り道では栗きんとんの「すや」は素通りできません。

こんなのが我々「気ままに星空観望仲間」のスタイルなんですが、これが実に楽しい。
さぁ次は10月の新月期かな！