最近は昼間は晴れて暑く、夕方から雲が湧いてきて夜は曇り空の日が続いていました。
8月25日、珍しく日没になっても雲が出ず、東の空に月が見えていました。
天気予報は明日夕方くらいから曇りが多くなりそうな予報が出ていました。
そうであれば今日はしっかり月を眺めよう!と望遠鏡を準備しました。

今の時期の月は高度が低く、名古屋でこの日の月は南中時でも32度弱でした。
まずは10㎝屈折で月全体を眺めてみます。
欠け際でひときわ明るくアリスタルコスが輝いて見えます。

そして望遠鏡は順応してきたC-11にし、まずは月のてっぺんの北極あたりから眺めていきましょう。

中央あたりに形の整ったクレーター「アナクサゴラス」直径50㎞、そのやや右のてっぺんあたりが北極点です。
少し南へ下がったあたりの有名どころです。

黒く平らなクレーターが「プラトー」直径は101㎞、そこから右へひょろひょろっとした「プラトー谷」が見えています。
中央やや右の大きな亀裂が「アルプス谷」長さ180㎞、幅20㎞、谷の真ん中にさらに細い溝があります。
プラトーから左へ移動します。

「虹の入江」です。 右上が「ラプラス岬」、左下が「ヘラクリデス岬」、どちらも高さが2000m以上もあるそうです。ラプラス岬の影が真っ黒で何か変なものがあるかのように見えていました。
虹の入江からさらに左へ欠け際を見ていきます。

欠け際に盛り上がったような地形「リュンカー山」、幅70㎞ 高さ800mのドームの集合体です。
この月齢くらいが見やすく、倍率を上げていくとモコモコとした感じがわかりおもしろいです。
その下に見えるのがこれです!

私の一番好きなところ「アリスタルコス台地」と明るいクレーター「アリスタルコス」直径40㎞です。
太く大きな谷は「シュレーター谷」、最大幅は10㎞。
アリスタルコスの右上に半分溶岩に埋もれたように見えるクレーターが「プリンツ」、その上に細い谷が見えますが「プリンツ谷」です。
アリスタルコス台地のすぐ下にもおもしろい地形があります。

中央のクレーターが「マリウス」直径41㎞、その左側に広がるのが「マリウス丘」です。
マリウス丘は直径330㎞、高さ2.2㎞の大型楯状火山だったそうで、リンクルリッジ(しわ状にうねった低い尾根)や多数のドームが良く見えます。
このあたりに日本の月周回衛星「かぐや」が縦穴を発見したそうです。
マリウスの右上に糸くずのように「マリウス谷」が見えています。

右上の海の部分は「嵐の大洋」、中央やや下の内部が黒いクレーターは「ビリー」46㎞、その上にあるクレーターは「ハンスティーン」45㎞、その左の方に見える谷は「シルサリス谷」。

右上の大きなクレーターは「ガッセンディ」101㎞、はっきり見えませんがクレーター内部にたくさんの谷があります。
ガッセンディから左下に弧を描いて伸びているのは「リービッヒ崖」全長145㎞ 崖の落差は700m。
その左側に見える谷は全長240㎞の「メルセニウス谷」。
右下の海の部分は「湿りの海」です。

左上の立派なクレーターは「シッカルト」212㎞、そこへ連なるようにあるのが「ナスミス」「フォキリデス」、その右側のゾウリムシのような形のクレーターが「シラー」60㎞x180㎞。

中央右に大きなクレーターが「クラビウス」225㎞、内部にはクレーターが大きさの順に円を描くように、反時計回りに並んでいるのが面白い眺めです。

左上に「クラビウス」があり、その右下に中央丘のあるクレーターが「モレトス」111㎞、このクレーターの右端を下へさがったあたりの丘になっているその向こうあたりが南極点かと思われます。

そしてこれは強く光条を放って目立っている「ティコ」85㎞。このクレーターのリムから底までの深さは4.7㎞、中央丘の頂上までの高さは2.2㎞だそうです。
久しぶりにじっくりと時間をかけて月を眺めました~「良い眺めでした!!」
私は「月面フォトアトラス」を開いて、クレーターの名前などを確認しながら眺めていました。
そしてこのブログを書いているときにも横に置き、調べながらまとめました。
また「月世界への招待」も参考にさせていただきました。




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