以前から気ままに星空観望仲間のメンバー所有の太陽望遠鏡を見比べてみたいという話題がありました。
そして7月30日、比較的近いところで好条件のISS太陽面通過の予報がありました。


中心線近くでトイレと木陰のある絶好の場所が見つかりました。
牧野が池緑地の西側の駐車場です。

ここであれば、駐車ができて安全に機材を広げ、太陽望遠鏡の見比べができます。
集まってきた機材は、
今回の目玉、刈谷のNさんのコロナド90ダブルスタック、迫力があって重そう!実際10㎏もあるそうです。金色に輝くデッカイエタロンが2つ対物レンズの前にドンドンと付いています。
可視光の減光フィルターが付いたFC-50がEM-200に同架されています。

ちょっと覗かせてもらいましたが、コントラスト良くさすがの見え味! やべぇ~!!
続いて同室のKさんのSkyWatcher ヘリオスター76です。 可視光用の10㎝屈折を積んでくるのを忘れたらしい~。 以前にも覗かせてもらっているので、良く見えるのは承知の上。

尾張旭の「スカイワードあさひ」の星の会会長のWさんのLUNT60シングル。
10年使っているうちにエアーチューニングの圧がかからなくなってきているらしい。

そして私のLUNT60ダブルスタックと可視光の10㎝屈折をEM-100に載せています。
このLUNT60でコロナド90ダブルスタックとヘリオスター76にどこまで迫れるかが気になるところ。

まずはISSの太陽面通過に備えて準備をします。
私はLUNT60にZWO ASI174MMでHαの太陽面を通過していくISSを撮影し、おまけに10㎝屈折で可視光のやや拡大をZWO ASI290MMで撮影予定です。
そして眼視用にソーラークエスト経緯台にBORG71FLに7㎜アイピースで眺める予定です。
通過30分前から太陽の前を雲が通過し、なかなかピント合わせができない。
少し雲が薄くなったタイミングでまずはLUNT60のピントをあわせ、続いて10㎝屈折のピントを合わせていると、ASI290MMのフレームレートが5とか6で全く上がらない。
先日は174MMが20くらいまでしか上がらなかったのが今日は快調に90を超えている。
5とか6ではさすがにどうしようもないので、一眼レフに交換してピントを合わせます。
3分前からiPhoneで時報を鳴らし、太陽が見えないことはないが雲が厚くなったり薄くなったりしている。
「眼視は諦めてPCの前でゲイン調整していないとどうにもならんなぁ~」と刈谷のNさん。
まったくその通りで私も眼視は諦めて、「なるがままよ~」と一眼レフの録画ボタンを押し、PCの前でHαの画面を眺めている。
まずは一眼レフの動画からどうぞ! 時報と音声も入っていますので、音量にご注意ください。
通過時刻は11時17分58秒です。
雲が流れる中をISSが通過していきます。
この動画から作った写真がこちらです。

一眼レフの動画は30FPSで撮影しており、16個のISSが記録されていましたので予報通り約0.55秒程度で通過しているのがわかります。
続いてHαの動画です。
ISSが太陽面を通過していきます。
これも1枚の写真にしました。

カメラの角度が可視光とそろっていないのはご愛嬌で~。
仰角71度、ISSまでの距離441㎞で、ISSはかなり大きく見えていました。
ただ雲がなければなぁ~という結果でした。
で、よくあることでISSが通過した10分後には太陽が雲から出てきていました。

ISSの太陽面通過が終わり、この太陽をじっくりコロナド90ダブルスタックを覗かせていただきます。
これはもう、階調豊かに太陽面がふさふさした感じで非常にコントラストが良い! それでいてプロミネンスも犠牲にせずに吹き上がっている細かいところまで実によく見える。酷暑でなければ冠布を被っていつまででも見ていられそう。
ヘリオスター76もシングルなのにどうしてこんなに良く見えるのか?と思っていましたが、コロナド90には届かなかったか。
この2台の太陽望遠鏡で見て縁の方にあるダークフィラメントが盛り上がって浮き上がるように見えていたのが、私のLUNTではよく見えない! 少し倍率を上げると暗くなってプロミネンスは見辛くなる。
コロナド90は口径がある分有利だし、ヘリオスター76はシングルで76㎜のためか太陽面が明るく良く見える。
それらと比較すると私のLUNT60ダブルスタックは60㎜だしダブルだしと不利なのは間違いなし! 双眼装置で冠布を被ってじっくり見る太陽面はホント良く見えると思っていたのが、いざ比較してみるとこれらにはどうやってもやはり届かない。
ここに4㎝のフェニックスがあればもっと面白かったのかもしれないし、ヘリオスター100が来ればどうだったのか? また、そんな機会があればぜひサイドバイサイドでのぞかせていただきたいと思います。
ふと刈谷のNさんのFC-50の可視光を覗いた時の黒点の見え方が実に美しかった。 そして私の10㎝屈折を覗くとどうも切れがないし黒点の暗部と半暗部の境目がはっきりしない!
同室のKさんが「フィルターの厚さがあるせいかも」と。
刈谷のNさんも「ガラスの金属蒸着のフィルターも像がダブるきがするんだよ」と。 それも今までずっと使っているんですけど~。
これは検証しないといけない案件なのは間違いない!
比較する材料はだいたいうちに揃っているので、ちょっと調べてみることにしよう。
そういえば星の会会長のWさんのLUNT60シングルは以前に覗かせていただいたことはありましたが、今回は覗くのを忘れました。
そしてもう一方、長久手のKさんはシースターでISS太陽面通過が撮影できるらしく、準備をされていましたが雲があるせいで導入ができなかったとのことでした。



お昼も過ぎて「腹が減った・・・」、おじさん5人で「洋麺屋 五右衛門」へ!
また機会がありましたら、ソーラーパーティやりましょう!!



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