小学校での観望会(2025.11.1)

観望会
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愛知県春日井市の小学校PTAから毎年ご依頼をいただいている観望会です。
PTAの役員の方々が子供たちに月や惑星を見せてあげたいという気持ちが非常にあって、今年で4年目になる観望会です。昨年は残念ながら天気が悪く中止にしましたが、今回は晴れて大成功でした。これはPTAの役員の皆さんの熱意と学校の協力があっての大成功だと思います。

さて、私が今回用意したものは、この日の見どころの案内を書いたチラシと、「天体望遠鏡のぞきました証明書」のポストカードをそれぞれ350枚づつ用意しました。

このチラシに基づいて解説をするための画像などを用意しました。

子供たちの参加人数が270人と聞いていたので予備などを含めて350枚を用意したわけです。
毎回参加される人数は600人を超えていますが、今回も同様の人数になりそうです。
気ままに星空観望仲間のメンバー8人と急遽お願いした星仲間2名の10人で600人の方々に喜んで帰ってもらうのが我々の任務です。

小学校には16時30分の集合で17時30分開会となります。
天気は穏やかに晴れていましたが、15時30分に家を出たときには小雨が降ってきて、小学校に到着した時には小雨とは言えないほど降ってきました。しかし北の空は晴れ間があったので20分もすれば止み晴れてくるだろうと思われました。案の定、メンバーがそろう頃にはすっかり止んでいました。

運動場に車を入れさせていただき、機材の準備を始めます。

子供たちがなるべく覗きやすい望遠鏡を持ってきて欲しいとリクエストしておきました。
屈折・反射・カセグレンなどいろいろ集まってみているだけで楽しくなってきます。
受付などは始まると見る余裕がなくなってしまうので、準備ができた望遠鏡でPTAの役員の方々にまずは月を見てもらいます。

マイクを用意してもらって、私はここでプロジェクターを使い星空解説をずっとしているつもりで、今回は機材らしい機材はなしです。ただ6㎝屈折経緯台は子供たちに使い方を教えようと持ってきました。
そしたら前回ここで月を見て望遠鏡が欲しくなったので買ったのだが、使い方がわからなくて教えて欲しいというご家族がいらっしゃいました。持ってきているとのことでしたので、組み立てて一緒に使ってみることにしました。望遠鏡はスコープテックのラプトル50でした。

17時30分かなりの人が集まってきたところでPTA会長のあいさつで開会です。

まだ月が出てこないので私の星空解説で時間を稼ぎます。
子供たちに「わかるひと?」と聞くと大抵数人の子供たちが手を挙げてくれるのがホント楽しいです。月の話、土星の輪の話、夏の大三角の話、銀河系の話などしていると、やっと月が見えてきました。ここで解説を終わりにするとずらっと並んだ望遠鏡のところにどんどん行列ができていきます。

なんと私のところの6㎝のところにも行列ができてきました。

子供たちに使いかたを教えて使ってもらったり、お母さんたちにスマホで月の写真を撮ってお土産にしてもらったりと6㎝経緯台も大活躍でした。

ラプトル50には8㎜と20㎜のアイピースが付属しており、8㎜ 75倍で月を導入しようとしていてうまくいかないようでした。微動がないのと、架台が華奢なのが原因ですが、我々が使うのであれば何とかなりますが、はじめてつかう方にはちょっとハードルが高いかと思います。アイピースを20㎜ 30倍にして月を見てもらうとその見え味に驚いていました。
また星座早見盤を持ってきて使い方を聞きに来られた方もいらっしゃいました。
合わせてスマホアプリの星空ナビも宣伝しました。

私の6㎝屈折経緯台の人が途切れたところで2回目の星空解説を始めました。
1回目ほどの人数は集まりませんでしたが、皆さん熱心に聞いていただけ1人感激していました。

そうこうしているとすでに19時30分になり、そろそろお開きとなりました。
みんな楽しく望遠鏡をのぞいてくれたかなぁ~と思いつつ、メンバー皆で王将で夕食兼お疲れ様会となりました。
快くご協力いただきました仲間たちに感謝!

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