8月8日午前10時前に気ままに星空観望仲間のグループlineにNさんからの書き込み!
「スッゴいプロミネンスが3つ出ています!!」「絶対見るべき」
そんなこと言われても~と思いつつも予定を調整して時間を作り出し、自宅に到着したのは13時40分頃。大急ぎでソーラークエストと太陽望遠鏡をベランダに出してスイッチオン! ああ~ソーラークエストが動き出すまで待つのがまどろっこしい!!早く動け!!!
やっと動いて太陽に向いた。アイピースはバーダーのバーダーの8㎜~24㎜のズームと決めているので、16㎜あたりで焦りながら早速覗いてみる。
「なんじゃこりゃあ~~~こんなでっかいプロミネンス見たことない」
Nさんは3つと言っていたが2つしかない!
しばらく眺めてアイピースをカメラZWO ASI174MMに取り替えて撮影してみる。
13時52分33秒の太陽面

太陽表面も別に撮って合成し、疑似カラー化してみる。

すごい迫力ある写真になった気がする(Xでたくさんのいいねをいただきました)。
その5分後、13時57分03秒

わずか5分で左下の巨大なプロミネンスの形が変わってきているのがわかる!
もう一度カメラをアイピースに取り替えて8㎜でプロミネンスを拡大してみると、じわじわと動いているのがわかる!

すごいぞ~これは!! このまま巨大なループになるのか?
いや、薄くなって広がってきている!! これはヤバい!! 記録しなくては!!
あたふたしながらアイピースを抜いてカメラに変更、ZWO ASI290MMでプロミネンスをメインにする。
60秒間隔で1000フレームを自動で撮るようにセットして、どんどん広がっていくプロミネンスをPCの画面で眺める。
その60秒間隔で撮影した12枚を並べておきます。












この12枚は14時03分~14時18分の記録です。
ただPCの画面でどんどん薄くなっていく様子を見ているとどうにも我慢できなくなり、14時18分でカメラを止めアイピースに差し替えました。
アイピースの中に見えた様子は20分前とはまるでちがっていて、透明感のある真赤なプロミネンスは淡く拡散して太陽の直径の半分は大袈裟ですがかなりの高さまで広がっていました。
ズームリングを回して少しでも明るく見えるよう倍率を下げ薄く広がっていく様子を眺めていましたが、14時半過ぎほぼ見えなくなってしまいました。
「いや~凄かった!!」
「宇宙空間に溶けて消えていく様子を見ることができて良かった~」
上の12枚の写真をわかりやすくGIFアニメーションにしてみました。

太陽の大きさから考えるととてつもないスピードで動いていることがわかります。
また、右側に見えているプロミネンスもゆっくり動いているのがわかります。
そして16:39の画像ですがかなり大きくなっており、この後吹き上がったようです。

この1枚だけカラーカメラを使ってみましたが、プロミネンスがはカラーで撮った方が映えるかもしれませんね。
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