観覧車と月の出を重ねる!

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私の住んでいる名古屋市東部のマンションは南側と北側にベランダ、西側に小さなルーフバルコニーがあります。ただし南東から北東にかけての空が見えないため、東側の空を見るためには階段の踊り場を使います。その踊り場から東の空を眺めるとこんな感じで「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」の大観覧車が見えます。

今年の3月17日にたまたまこの観覧車に月が掛かるように昇ってくるのを目撃しました。
大急ぎでZERO経緯台にBORG71FLを載せ、カメラを取り付けて撮ったのがこの写真です。
1.4倍テレコンバーターをはずす余裕がなかったです。

「もうあと月1つ分南だなぁ」と思いながら、この日の名古屋の月の出を調べました。

方位角108.8度でこの位置から月が昇ってきたということは、月1つ分ずらすためには月の視直径0.5度(30分角)南へズレればよいので、109.3度になるころを探せばぴったり観覧車の中に月が重なるはずです。
このタイミングがなかなかなくて7月13日の109.8度が一番近い日でした。
これは数字からすると月1つ分余計に南へズレるはずです。

月のでは21時、その時の月齢は18.1、さあどうなるか! 15分前に機材を準備して踊り場へ運びます。

機材は3月17日と同じで1.4倍テレコンバーターだけはずしました。

観覧車の赤いライトでピントを合わせて時計を眺めながら待機! 月の出の21時変化なし。
21時13分、観覧車の右上が明るくなってきた! どうやら低空に雲があるようです。

21時14分 見えた!
ひょっとして縦位置の方が良いか?と思い縦位置撮ったものをトリミングしてあります。

21時15分 横位置に戻しました。

21時16分 月全体が見えました。

月のすぐ上にやぎ座のδ星「デネブアルゲディ Deneb Algedi」2.85等級が写っています。

今回月が出てきた位置を検証すると、想定通りやはり私の住む場所から観覧車と月の出がぴったり重なるのは方位角109.3度から昇るときだとわかりました。

太陽でも良いのでとりあえずはこの観覧車にぴったり重ねて見たいです! 
というわけで探してみたところ、11月7日 6時19分の日の出が方位角109.4度だ!!
この日を忘れないようにしておこう!

参考程度ですが「月の出・月の入り時刻方位角マップ」というサイトがあり、これを使えばどこでパール富士が見えるのか? どこでお城と月が重なるのかが大体わかると思います。また、太陽に切り替えれば日の出・日の入りの方位角もわかります。

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