Seestar S30がやってきた

天体望遠鏡
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Seestar S50が発売され大人気になっていた時には「このブームには乗らないぞ~」と心に決めて関心のないふりをしてなんとかやり過ごしてきました。
ところが一回り小さくてコンパクトで尚且つ白でおしゃれなSeestar S30をZWOが出してきました。
この姿をみてゾクッと来たところに、いの一番でシベットさんがレビューをアップされてきました。
(まちがいなくZWOの刺客だ)

Zのエスサンマルがやって来た!~Seestar S30 のファーストライト~ : 浮気なぼくら
ZWO Seestar S30、スマートフォンで操作するオールインワンの「スマート望遠鏡」ですが、日本国内では2月21日発売のそれが納品されました。先行機種としてはは5㎝F5のS50があるのですが、S30は3㎝F5、さらにコンパクトなパッケ...

このシベットさんのブログを3回読んで記事の内容があたかも自分で使っているかの如く感じられ、ヤバいヤバいと思いながらスコーピオさんに「今オーダーするといつになりますか?」と確認しそのまま1台お願いしました。
3月27日にスコーピオさんから「入荷しました」との連絡で翌日受け取りに行きました。

想像よりはるかに小さな箱でちょっと驚き! 帰って早速開封の儀!!

専用バッグに本体・三脚・充電ケーブル・太陽フィルターが収納されています。

販売代理店になっているV社が作ったであろう簡単な取説の製本がやや難あり~(笑)

4月3日やっと晴れたので待望のファーストライト!
事前にアプリはダウンロードして、Seestar S30のバッテリーは充電を完了しています。
そしてSeestar S30とiPhoneの接続も事前に試していたので、この日は電源を入れアプリを起動するだけでした(Wi-Fi接続などもアプリの指示通りで至って簡単)。

Screenshot

接続をタップして繋がったことを確認し、外は風がビュービューで寒いのでSeestar S30を残して部屋の中へ避難しました。
まずは西へ大きく傾いたオリオン大星雲M42行ってみよう~とiPhoneでM42をタップすると外でSeestar S30が「天体を探しています」って喋ってる~。しばらくたって「天体を視野の中心に捉えました」「フォーカスをどうのこうの」「撮影を開始します」と喋るとiPhoneに画像が送られてきます。これはたぶん10秒露光がどんどん重ねられていっているようだ。ここまで私は何もしなくて良くてちょっと退屈。途中でこれで良いか?とか聞いてくれると良いのにと思うほどフルオート。私の仕事は適当なところでストップすることくらいでした。これはストップしないと延々とスタックし続けるのだろうか? また風が強いせいか「星像が延びたのでスタックしません」とかのメッセージが出て排除もしてくれているようです。

M 42

いやいやいや~2等星がやっとの名古屋市内からこんな画像が撮れてしまいテンション爆あがり!!
よし!次は散開星団M35だ!!

M 35

M35の下にNGC2158まで見えている!これは山の中でNinja320で見ているような気がしてきた!!
では惑星状星雲「ゴーストオブジュピターこと木星状星雲」はどうなる?

NGC 3242

さすがに相手が小さすぎるか~でもちゃんと水色に写っている!
球状星団はどうなる? M3はまだ上の階の庇にかかりそうなのでM68.

M 68

ちょっと厳しいが球状星団らしくは見える!
街中からはどうしようもない銀河はどうなる? M104ソンブレロだ

M 104

わはは~ちゃんとソンブレロだ! これは驚いた!!
ソンブレロがこの見え方なら、しし座のトリプレットなら3つとも画角に入りそうだな~試してみよう

M 65

うひゃひゃひゃ~ちゃんと3つ見えた! NGC3628の暗黒帯はちょっと厳しいが名古屋市内でここまで見えるのにはびっくり!!

ここまで散光星雲・惑星状星雲・散開星団・球状星団・銀河と試しましたが、3㎝ F5で都会の真ん中ということを考えたら「凄いぞこれは!!」という言葉しか出てきません。 普段でもこれらDSOの写真はほとんど撮ることはないのでこんな感動があるのかもしれませんね。
都会でこれだけDSOに迫っていければおもしろいし、シベットさんのように風呂入っている間に~とか、映画を見てる間に~とか、究極は寝ている間に~なんてのもやってみたくなりました。なんせ私がやることは外に出して電源を入れ、天体を指定するだけですから他ごとがなんだってできてしまいます。
そして私の本来の使い方は我々「気ままに星空観望仲間」のメンバーも言っていましたが、「ドブで見たものを記録する」とか「ドブで見せるときにこんなのが見えていると解説する」という使い方になるのかなと思います。

これは「スマート望遠鏡」というよりは「天体観察ロボット」といったほうが良いのかもしれません。
ああ~空の暗いところで使ってみたい!!

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