太陽と月とISS

人工衛星
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太陽

3月30日9時前に目が覚めスマホを見るとたくさんのメールの着信がありました。そのほとんどが宇宙天気ニュースから送られてくる「宇宙天気速報」でした。それらを見ると太陽面で何回もMクラスのフレアが発生しているようでした。おそらく前日に久しぶりにXクラスのフレアを発生した活動領域4046でしょう。
雲が多く薄雲越しではありますが見ておかなければ~と太陽望遠鏡を準備しました。準備と言っても至って簡単でソーラークエストという架台に太陽望遠鏡を載せて外に出すだけで自動で太陽を導入してくれます。私はアイピースを覗いてピントを合わせるだけです。

左の方にある大き目の黒点のあたりが活動領域4046です。上のHαの写真を見ると白く光って活発な活動をしているようです。その下の端っこにある活動領域4048もMクラスのフレアを発生しているようです。

3月29日にヨーロッパで部分日食になった新月をすぎ、月齢0.9の月が夕方見られそうでした。
昼間に探そうと思いましたが、ずっと薄曇りの空でさすがに月を探すのは無理でした。そして日没直前に青空が広がってきたので月を探す準備をします。しかしマンションの5階のルーフバルコニーでは10mを超えているような強風が吹き、ダウンコートに手袋が必要な寒さです。
アトラクス赤道儀のバランスウエイトをすべて外して軽いBORG71FLを載せました。これなら強風に負けることなくブレることなく耐えていますが、私が風にあおられてしっかりアイピースを覗くことができない状態でした。
仕方なく風の当たらないところから双眼鏡で探しますが、なかなか見つからない。
強風と悪戦苦闘をしていると木星が見えてきたのでBORG71FLの乗ったアトラクス赤道儀を木星に向け「同期」、そこから月を自動導入。あっさりと視野に入ってきました。
位置がしっかりわかれば双眼鏡でも見えていました。

肉眼では全く見えてきません。

135㎜望遠で撮ってトリミングしてありますが、カメラのファインダーでは見えていませんでした。
しかしBORG71FLに取り付けたカメラASI174MMは近赤外フィルターの効果かしっかり捉えていました。

極細の月に満足して撤収中に気が付くとISSの通過まで3分しかない。

ISS

北西の低空から見え始め、北極星をかすめるように通過していくので、カメラのレンズをワイドに付け替えて北側のベランダに移動。スマホのアプリで見ると通過中になっているが薄雲のせいで見えてこないし、北極星も見えない。見えないがISO3200・露出1秒で連写します。

これは1秒当たり5枚で動画にしたものです。
途中で左上の方で人工衛星がフレアを起こして光っているのが写っていますがわかりますか?
上の動画では一瞬ですが3枚のコマに写っていたので約3秒間光っていたと思われます。

そしてこちらはすべてを比較明合成しました。

「大西さ~ん!地上から見上げてますよ~」と心の中で叫びながら見送りました。
大西宇宙飛行士のXはこちらです。


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